社保庁記録漏れで12年無年金 札幌の男性札幌市の男性(72)が、公的年金の受給資格を満たしているにもかかわらず、社会保険庁の記録漏れで12年間年金を支払われていなかったことが5日、分かった。 北海道社会保険事務局などによると、公的年金の受給には25年(300カ月)以上の納付が必要。男性は1959年に年金に加入し、数回の転職や転居を経て60歳になった際に受給手続きをしたが、納付記録が262カ月しかなく資格がないと判断された。 2008年1月の「ねんきん特別便」送付で国民年金8カ月分の記録漏れが判明。再度調査したところ、さらに東京都内に住んでいた1965-69年に納めた36カ月分も判明し、受給資格を満たすことが分かった。 男性には08年12月に5年分の約670万円を支給し、残り7年分の支給についても現在手続き中という。同事務局は「調査、反映に時間がかかったがご理解いただきたい」としている。 【共同通信】
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