知らないと500万円差がつく!住宅ローン減額テクニック

登場人物紹介:皆仁シンセツさんの奥様、テキトウ三郎さんの奥様

住宅を購入するって、人生の中でもかなり大きな買い物。
実は住宅ローンの借り方・返し方のちょっとしたコツで、返済額に数百万円の差が出ることも。
そこで、誰もが知りたい、おトクな返済が無理なくできる減額プランをチェックしよう!

※住宅情報タウンズ2008年12月3日発行号掲載 ※記事内の情報は2008年12月時点のものです

シンセツ奥様がテキトウさんにローン減額テクニックを教えてくれるそう・・・

【減額テク1 金利を見極めて減額! 】金利1%で647万円の差!

金利で異なる総返済額 0.1%でもかなり差が出る

住宅ローンの返済額に最も影響するといっていいのが「金利」。住宅ローンはたくさん借りて、長い時間をかけて返すから、たとえ0.1%の金利差でも、総返済額では大きな差になる。下の図でも分かるように、0.1% の違いが、63万円もの差につながるのだ。少しでも返済額を少なくしたいなら、できるだけ低い金利のローンを選ぶのが王道だ。

金利の差を見極めよう!

まずは金利タイプの見極めドコロをしっかりチェック!

タイプによって金利は大きく差が出る

「金利が低ければ返済額は少なくなる。じゃあ、金利が一番低い住宅ローンを探そう!」とすぐ走り出すのはキケン。単に金利が低い、というだけでは安心できないのが長期で返済する住宅ローン。基本的な金利タイプの特徴を知らないと、将来の返済額にびっくりするかも。

メリットやリスクを知っておこう

金利タイプは主に「全期間固定型」「固定期間選択型」「変動型」の3つ。返済額は高めだけど変わらない安心をとるか(全期間固定)、金利上昇リスクも理解したうえで、当初の低金利のメリットを享受するか(固定期間選択型、変動型)、選択するためにも下の表をチェック。

全期間固定型 固定期間選択型 変動型

メリット
市場の金利が変わっても借りたときの金利を適用。返済額が一定なので安心
長期にわたる返済計画が立てやすい

メリット
金利が低い期間のものを選べば、当初の返済を楽にできる。最初に大きく優遇されるタイプと全期間一律優遇のタイプがある

メリット
全期間固定型に比べて、現在は低い金利が利用できる
金利が急上昇しても、毎月の返済額が大幅に上昇しない条件になっているものが多い

デメリット
適用金利は、変動型や固定期間選択型の短期ものなど、後から金利が変わるタイプに比べると高め。返済額も高くなる

デメリット
固定期間終了後の金利が不明。金利上昇なら返済額も増加
固定期間終了のたび、次の金利タイプを選ぶ手間がかかる

デメリット
将来の金利、返済額が確定できないところが不安
金利動向によっては、将来の返済額が増える可能性がある

こんな人にオススメ
完済までずっと同じ金額で家賃感覚で返済している人
借りた後に返済額が増えると困ったり、不安になる人

こんな人にオススメ
金利上昇リスクも分かったうえで当初の返済額をできるだけ少なくしたい人
短期間で完済する予定の人

こんな人にオススメ
金利動向をこまめにチェックして、金利が上がったら借り換えを実行するなど、リスクへの対応がきちんとできる人

減額テク2 返済期間をちょっとでも短くして減額!

文/田方みき イラスト/凸凹オノダエミ 監修/岩永慶子(ノースアイランド/ファイナンシャルプランナー CFP® )

▲ ページトップに戻る

この記事を読んでいる人にオススメの物件

3000万円までで見つける物件特集

関東の一戸建て

関西の一戸建て

東海の一戸建て




[PR] おすすめ不動産情報