【２月某日】小向美奈子逮捕の裏

　内偵捜査はずいぶん前から進んでいた！　元タレントの小向美奈子容疑者（２３、写真）が覚せい剤取締法違反（共同所持）で警視庁大崎署に六本木の路上で逮捕されたのが１月２２日。

　小向の芸能界デビューは俺の友人であるＳさんが原宿でスカウトしたのがきっかけで、月給５万円からのスタートだったのだ。この金額ではもちろん生活できない。だからスポンサーという名の愛人生活が始まったようで、愛人から悪い遊びを覚えたようだ。

　そこのカジノグループが主催する東京湾船上クルージングカジノの常連客だったのは、たびたび目撃されている。その愛人が昨年、逮捕されてから、小向の転落人生が始まった。覚醒剤使用で逮捕された人間は取り調べの最中、携帯電話を取り上げられて交遊関係をきっちり調べられるのだ。

　そこで慌てた小向は芸能事務所を飛び出して新宿歌舞伎町のホストの家を転々としていたわけだ。しかし、お金に困り果て、昨年の１１月に週刊誌のインタビューに出てしまったのが運の尽き。そこから内偵捜査のメスが入って逮捕劇につながった。

　本当にバカである。覚醒剤というのは“元気の前借り”。俺たちの世界でも「絶対、手を出すな」って言ってるんだよ。

　【２月某日】若麒麟逮捕の裏

　相撲界からまたもや不祥事だ。大麻取締法違反事件で逮捕された元十両、若麒麟（本名・鈴川真一）容疑者（２５）の一件。

　六本木のビルの５階にある芸能プロダクションで大麻を葉巻状にして吸っている所を神奈川県警に逮捕された。若麒麟は六本木で外国人から大麻を買った、なんて供述しているらしいが、どうも怪しい。俺の情報網だと、警察は少なくとも２週間前から内偵捜査をしていたよ。ってことは、友人に大麻常用者がいて、そこから足がついたとしか思えないのだ。

　若麒麟と、総合格闘家のエンセン井上（４１）が親友であるのは業界では有名な話。そのエンセン井上が昨年１０月、大麻で逮捕された時、彼の携帯電話や交遊関係から若麒麟の名前が浮かびあがったんじゃないのかな。

　エンセン井上が逮捕された時点でも、まだ目が覚めなかったのかな。本当におバカだよね。（ベテラン黒服　Ｙ）