覚せい剤摘発、最多110件 08年、密輸の小口化進む財務省は4日、2008年に全国の税関が摘発した密輸入事件のうち、覚せい剤の摘発件数が、比較可能な1966年以降で最多の110件に上ったと発表した。同省は「密輸が小口化、分散化している」(関税局)と最近の傾向を分析、巧妙さを増す覚せい剤の流入に警戒を強めている。 08年は、これまで摘発のなかった高松港(高松市)や松山空港(松山市)でも密輸入が発覚。国別では、中国ルートの摘発件数が相変わらず最も多く、南アフリカやカンボジアからの流入も初めて明らかになった。押収量は前年比42%増の約408キロだった。 MDMAなど合成麻薬や大麻の摘発が減少したため、不正薬物全体の摘発件数は18%減の293件だった。 薬物以外では、偽造クレジットカードの原板密輸や北朝鮮産を中国産と偽って申告したウニなどを摘発した。 【共同通信】
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