「希代の詐欺師」「税金泥棒」--。4日の衆院予算委員会で、民主党の前原誠司副代表が麻生太郎首相を激しい言葉で非難し、与党が議事録からの削除を求めるなど、議事が一時中断した。
道路特定財源の一般財源化をめぐる追及の中で、前原氏は「首相はやるやる詐欺の常習犯だ。選挙をやると言ってやらない。一般財源化もやるやると言ってやらない」と切り出した後、どんどんエスカレートしていった。
衛藤征士郎委員長が「無礼の言にあたる」と注意。首相も「言葉を抑えてしゃべらんといかん。詐欺は犯罪ですよ」と切り返したが、前原氏は引き下がらなかった。【野口武則】
毎日新聞 2009年2月4日 20時13分