決して狭くはないスタジオなのだが、スタッフ・関係者で人口密度も高い。中央でマイクを握る瀬戸クンに何度もカメラが寄っていく。午前中にはキャラクターの撮影もあったということだ。カメラアングルを変え、照明を変えて次々とカットがこなされていく。今日は取材も入っていて30社近いプレスが集まり、グループ分けして取材・見学している。熱気でいっぱいだ。頑張れ瀬戸クン! TETRA-FANGのメンバー!!
カメラのセッティング中。細長いレンズにも注目。
撮影の合間にホッと一息。笑顔がこぼれる。
あ!こっちを見た! THNのカメラを見つけてまた笑顔。
そしてPVの撮影の合間には会見時間も設けられた。ずらりと並んだ記者の前に瀬戸クンも腰掛ける。それでは開始。
--今回はTETRA-FANG(テトラ・ファング)ということで激しいロックを歌っていますが御感想は?
「ロックは聴いたことがあっても、歌ったことは無いんです。プライベートのカラオケなどでも歌わないので難しいと思いました。でも新たな自分を発見できて嬉しかったですね。PVは緊張しましたけど(笑)。」
--今までもキャラクターソングなどは歌われてますがやはり違いますか?
「全くジャンルが違います。しかも大掛かりで、バンドも組んで、PVまで撮らせて頂けると。僕は頑張るのみです。」
--仮面ライダーの劇中ではどんなところでかかると良いと思いますか?
「アクションシーンだったり、戦っている場面でかかると盛り上がると思います。」
--瀬戸さんはオトメン(※)と呼ばれたりして、今回はギャップがあると思いますが御自身ではいかがですか?(※オトメン:乙女のような優しい顔立ち)
「ファンの方にも僕にとっても、ギャップはとても大切だと思います。みんな持っていると思います。オトメンと言われてますけど、こういうロックな曲も歌えたり、カッコいい顔もできるんだぞというところを見てもらって、ファンの方にももっと好きになってもらえると嬉しいです。」
--この曲の聴きどころ、PVの見どころはドコですか?
「聞いて欲しいところは全部です。普段の僕は、こんなに首を振ったり体を動かしたりのロック系のことはやらないので、ファンの方にとっては新鮮だと思います。僕にとっても新鮮でしたので、全てを観て欲しいというのが正直な気持ちです。
--激しい曲を歌うにあたって何か参考にされましたか?
「河村隆一さんですね。「Break the Chain」とか(笑)。」
ではではTHNからも質問してみよう。
「もう全然ですね。こうやってバンドを組んでCDが出せるなんて全然想像できませんでした。今までに主役の方がこういう活躍をしたことは無い筈なので、僕が最初というのは嬉しいです。これを通して、さらに仮面ライダーを好きになってくれればと思います。」
--歌いますよ、と聞いた瞬間はいかがでしたか?
「正直、大丈夫かな?と思いました。曲を聴いた時にも『絶対歌えない』と思いましたし、PVを撮るにあたってもどうやって体を動かしたら良いか分かりませんでした。だから今日は何も考えずに頭の中を真っ白にしてやるだけやってみようと思いました。」
--勢いに乗ってライブの話しなどが出たりしたらどうでしょうか?
「僕自身ライブはとてもやりたいですし、すっごく面白いモノになって盛り上がるんじゃないでしょうか。今後やっていけたらなと思います。」
--そうすると持ち歌を増やしたいですね。
「そうですねぇ(笑)。」
--そんな中で歌いたいジャンルの曲はありますか?
「ロックバンドなのでロックです!(笑)」
--そうでした!
そして会見時間も終わりに近づき最後の質問となった。
--TETRA-FANGとして、また紅渡としてのこれからの目標は何でしょうか?
「TETRA-FANGの僕と紅渡の僕では人格が違うと思いますので、ファンの方にはそのギャップを楽しんで欲しいです。そこで『コイツは色んな事ができるんだ』というのを見てもらえればと思います。今後、紅渡も一年間で成長していくと思うので、それに連なって僕も成長していきたいし、TETRA-FABGとしての活躍の場も広げていきたいです。みんな一緒に成長できればと思います。
--ありがとうございました。