仮面ライダーの新シリーズ『仮面ライダーキバ』は、今までと全く違ったライダーになりそう! ライダーのモチーフは、なんとヴァンパイア。さらにライダーに変身する主人公の紅渡(くれない・わたる)の本業は、バイオリン職人。さらに、その渡を演じるのは、乙女チックな男子“オトメン”と呼ばれる瀬戸康史(せと・こうじ)くん! 何から何まで新機軸のライダーで主演する瀬戸くんを直撃、意気込みなどを聞いてみました。
■役のためにバイオリン勉強中。難しくて、なかなか弾けません
――瀬戸くんは“仮面ライダー世代”ですか?
「僕の子供の頃はちょうどライダーを放送していない時期だったんですが、父親は初期のライダー世代なんです。だから、父もすごく喜んでましたね」
――では、自分がライダーに選ばれたという話を聞いたときの感想は?
「変身願望は小さなころからあったので、単純に嬉しかったです。決まったときは誰かに話したくてしょうがなかったんですが、まだ情報解禁時期じゃなかったので言えなくて。解禁してすぐに両親へ報告し、その後に友達にも報告しました」
――友達はどんな反応を?
「僕は福岡出身なんですが、田舎なのであっという間に話が広がってしまいました。正月に地元へ帰ったんですけど、すごかったですよ」
――色紙が山と積まれていたり?
「そうそう、そんな感じでした(笑)」
――他のライダー作品は見ましたか?
「ちょこちょこっと見てはいたんですけど、今回の『キバ』が今までのライダーシリーズとは違ったタイプの作品なので、新しいものを作りたいから、あえて勉強のためには見ませんでした」
――今回は、新機軸のライダーですもんね。瀬戸くんの演じる紅渡はバイオリン職人と、職業も意表をついてますし。
「そのために、バイオリンを勉強しています。過去編で渡のお父さん役を演じる武田航平くんも役のためにバイオリンを習っているので、“ふたりでデュエットできたらいいね”なんて話しているんですけど、難しくてなかなか弾けるようになりません(笑)」
――『キバ』は現在編と過去編のスパイラルドラマになっていたり、物語の構成としても新しい試みがありますね。台本を読んだ感想は、いかがでしたか?
「すごく面白いな、と思いました。キバのモチーフがヴァンパイア、というのも驚いたし。ヴァンパイアといったら、普通は敵じゃないですか。仲間も狼人間や半魚人、フランケンシュタインですからね。僕もすごく興味を惹かれたし、視聴者の方も興味を持ってくれるような設定になっていると思います」
――そして主役の瀬戸くんが、“オトメン”と呼ばれる可愛い人だというのも、新しいですよね。本人的に“オトメン”といわれるのは、どう感じますか?
「新しくて、いいんじゃないかな、と。僕から流行らせていけたらいいですよね」
――渡自身も心優しい少年だそうですが、演じるにあたって心がけていることは?
「渡と僕は似ている部分が多いので、自然に演技できますね。どちらも内気だし、人見知りだし。今は治りましたけど、僕は本当に人見知りで、女性と話すことすらできませんでしたから。取材を受けるようになって、しゃべらないわけにはいかないから、なんとか克服しました」
――デビュー当時の取材は大変でした?
「そうですね。初めての取材では一言も話せなかったくらい(笑)。そのときは僕と一緒に取材された人がいたんですが、その記事ではほとんど彼が話して、僕は多分、“うん”くらいしか言ってないと思いますよ(笑)」
■初めての変身シーンは、嬉しくてニヤニヤしちゃった
「すごく楽しいですね。共演者のみんなが同世代というのもあって緊張せずにやれるし、監督やスタッフのみなさんからいろいろ教えてもらいつつ、自由にできる場面も多いので、やりやすい現場です」
――撮影の合間には何をしてますか?
「ケータリングで、七輪で焼いた焼き芋が出るので、それを食べながらみんなで話してますね。僕は食べ物の中で一番サツマイモが好きなんですよ。だからすごく嬉しいです」
――どんなことを話してますか?
「助監督に面白い人がいて、その人のモノマネをしたり、くだらないことばかり(笑)。あとは野村静香役の小池里奈ちゃんがDSにハマっていて、行き詰まると“やってください”といわれるので、やってあげたりしてます」
――仮面ライダーは普通のドラマと違って、“特撮”といわれるジャンルですが、撮影で驚いたことはありましたか?
「キバと敵のアクションシーンを見たんですが、スゴかったですね。ワイヤーを使って高いところから飛び降りたり、空中で戦ったり。“こんなに大掛かりなんだ!”とびっくりしました。まだ合成した完成品を見ていないんですが、出来上がりが楽しみです」
「やってみたいですね! 体を動かすことが好きだし、まだ経験がないので好奇心もあるし。ぜひ挑戦してみたいです」
――演じていて一番楽しいのは?
「変身シーンは毎回、やっていてすごく楽しいし嬉しいです。撮影の2日目に初めての変身シーンがあったんですが、真顔でやらなきゃいけないのに、あまりの嬉しさにニヤニヤしていたみたいで、監督に怒られました(笑)」
――『おはスタ』に“せとくん”として出演していますよね。子供たちは、「あのせとくんがライダーに!」と驚きなのでは。
「子供たちは、どんな感じで見るんでしょうねぇ。今は街で“せとくん!”と声をかけられるけど、『キバ』が始まったら“渡くん!”と言われたりするのかな。それも楽しみです」
■レトルトの麻婆豆腐を失敗するくらい料理は苦手です
――瀬戸くんのプライベートに関しても伺いたいのですが、趣味はなんですか?
「買い物ですね。洋服やアクセサリーを見に、ひとりで行くのが好きです。友達と買い物に行くと気を遣ってしまうので」
――今、ほしいアイテムは?
「指輪が好きで集めているので、他にもほしいですね。今、一番お気に入りなのは“エテ”のスカルリング。目がハート形で、他の人は持ってなさそうなところが気に入ってます」
――撮影が一年間続く『仮面ライダーキバ』に出演となると、体調管理も大切ですが、そのためにやっていることは?
「今までで一番大きな病気が風邪というくらい健康的なので、とにかく風邪を引かないように、家に帰るとうがいと手洗いは欠かしません。おかげで今年はまだ、風邪を引いていませんね。食事もね、自炊をしたいんですけど、これがなかなか……。料理作れないし」
――挑戦したことはありますか?
「あります、あります! でも……失敗!」
――何を作って失敗したんですか?
「インスタントの麻婆豆腐。途中で作り方がわからなくなって、放置しちゃったんですよ。インスタントで失敗するくらいですから、相当でしょ(笑)」
――この一年は『キバ』にかかりきりなので、料理の腕前の上達は遠そうですね。そして一年後に迎える最終回、渡はどうなっていてほしい?
「僕も渡くんと一緒に成長していきたいので、渡くんもみんなからずっと愛されるキャラでいてほしいですね」
――それでは、この作品の見どころを。
「設定も、バイオリンも、今までのライダーにはないことだらけで、すごく楽しんでもらえる作品だと思います。ぜひ、全話見てもらいたいですね。“まさか、瀬戸がライダーか!”という驚きから見始めるのでも、かまわないので(笑)」
「ギャップ、ですかね。内気な渡が、ライダーに変身すると強気になれるんです。その二面性を演じ分けるので、ぜひ見てもらいたい。アフレコでも、キバのシーンではいつもよりドスの効いた声で吹き替えていますので、普段は聞けない僕の声を聞いてください」
――最後に『仮面ライダーキバ』スタート直前ということで、メッセージを。
「物語の最初はナゾだらけなんですが、それが一年間を通して暴かれていきます。現代と過去を物語が行き来するのも新しいですし、何よりもキバがカッコいい! たくさんの人に楽しんでもらえる作品だと思うので、よろしくお願いします」
生年月日/1988年5月18日
出身地/福岡県
血液型/A型
趣味/歌、古着のリメイク
特技/サッカー、ヒップホップダンス
出演番組/『おはスタ』(テレビ東京系)
『仮面ライダーキバ』1月27日(日)、放送開始!
毎週日曜 朝8:00〜8:30 テレビ朝日系
PRESENT!
『瀬戸康史サイン入り生ポラ』
※当選の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。
(企画・構成/成澤景子、取材・文/篠崎美緒、写真/金澤智康、動画/小松智幸)
4月 9th, 2008 at 18:51:43 勉強になりました^^
8月 18th, 2008 at 19:28:20 キバを見ていて、本当にかっこいいですね。前から大スキなんでずけど、もっともっと大スキになりました。
本番とかは、やっぱり緊張するんですか?
私はソフトボールをしていて、ピッチャーなんですけど、本番はいっつも緊張するんです。