気象庁が浅間山の活動について、噴火が切迫した状態ではなくなったとし噴火警報を切り替えた。これを受けて、軽井沢町の峰の茶屋から通行止めになっていた有料道路「鬼押ハイウェー」と「白糸ハイランドウェイ」が3日午前10時に通行止め解除された。軽井沢署によると、道路に降灰などはなく、損傷もないという。
山体の膨張を示す傾斜計の変化がなくなり、地震回数は1日246回、2日93回、3日午後3時まで37回と減少し、小康状態になったという。しかし、噴煙量、火山ガス噴出量が多いため、噴火警戒レベル3(入山規制)が継続しており、火口から4キロ範囲に噴石などが及ぶ中規模噴火の可能性があるとしている。【藤澤正和】
毎日新聞 2009年2月4日 地方版