横浜松坂屋の営業が終了し、店頭で頭を下げる横浜松坂屋の従業員たち=26日午後7時38分、横浜市中区 144年の歴史に幕 横浜松坂屋、業績不振で業績不振に陥っていた横浜松坂屋(横浜市)は26日、営業最終日を迎え、144年の歴史に幕を閉じた。消費低迷を受けて百貨店業界で不採算店舗の閉鎖決定が相次ぐ中、市民に親しまれてきた老舗百貨店が姿を消した。 閉店時には桜井逸美社長が「144年の長い間、絶大なご支持、ご愛顧を頂き厚く感謝を申し上げます」と正面玄関であいさつ。訪れた客からは「ありがとう」との声が上がった。 横浜市神奈川区の主婦(70)は「子どものころから来ていたから安心できる百貨店だったのに残念だ」と名残を惜しんでいた。 横浜松坂屋は、1864年に前身の野沢屋呉服店として創業。1961年に東証1部に上場し、77年に現在の社名に変更した。アール・デコ調の外観が買い物客に親しまれ、横浜市出身の人気フォークデュオ「ゆず」が店頭で路上ライブをしたことでも知られる。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)