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薬物連想する歌詞…若麒麟がハマッたヒップホップとは

2月4日16時59分配信 夕刊フジ


 大麻取締法違反で逮捕され、相撲協会に解雇された元十両力士、若麒麟真一(本名・鈴川真一)容疑者(25)は、逮捕現場となった音楽事務所を根城とするヒップホップ系アーティストらとつるみ、土俵外では「ラッパー」を気取っていた。若麒麟容疑者の相撲人生をフイにした音楽事務所とヒップホップとは、どんなものなのか−。

 神奈川県警の調べでは、若麒麟容疑者は「ヒップホップが好きで、3年前から音楽事務所に出入りしていた。そこで大麻を吸っている人がいて興味を持った」などと供述。大麻の栽培法などを解説した雑誌や映画の薬物吸引シーンも参考にしたという。

 若麒麟容疑者が逮捕されたのは、東京・六本木にあるCD制作・販売会社「D・OFFICE」。2007年に設立されたヒップホップ系音楽専門の会社で、オリジナルCDの販売・制作を行っていた。

 常連客のひとり(34)は同社について「東京・練馬の出身者らを中心に結成されたラッパー集団『練マザファッカー』のメンバーが創設したインディーズ(自主制作)レーベルです」と話す。

【TVで注目】

 同社ホームページによると、「練マ−」は1990年代後半に結成。07年10月にはTBS系のバラエティー番組「リンカーン」で、漫才コンビ「中川家」の兄・剛が彼らに弟子入りしてラップ修行するという企画が放送され、注目された。

 若麒麟容疑者とグループの親交ぶりは相当深かったようで、グループメンバーの1人はブログで若麒麟容疑者を紹介。公式HPに掲載されているCDアルバムの販売リストには、力士のイラストが表紙に描かれ、「冬場所」「夏場所」と相撲とのつながりをうかがわせるタイトルがつけられたCDもある。

 インタビューでもヒップホップ好きを公言していた若麒麟容疑者だが、それほど夢中になったヒップホップとはどんなものか。

 「70年代に米国の黒人コミュニティーで誕生した。ラップとブレークダンス、グラフィティ(スプレー壁画)が主要な構成要素。犯罪が多発する地域で発展した経緯から犯罪や薬物と結びつきやすい一面もあり、そうした犯罪的要素をテーマにした曲も多い」(音楽ライター)

 日本では80年代ごろから注目され始め、カジュアルウエアをオーバーサイズで着こなす独特のファッションとともに多くの若者の支持を集めた。90年代からは音楽も1ジャンルとして確立したが、その犯罪的要素も“個性”として受容されてきた。「練マ−」の曲の中にも「吸いすぎちゃってブリブリ 何のため見せしめ?」などと薬物を連想させる歌詞がある。

 「練マ−」のCDなどを販売していた渋谷のCDショップは、若麒麟容疑者と同社社員の逮捕を受けた一斉摘発以後、シャッターを閉めたままだった。

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最終更新:2月4日17時17分

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