国内

大相撲の大麻問題

- Yahoo!ブックマークに登録

2009年1月30日、日本人力士の若麒麟が大麻所持で逮捕。若ノ鵬、露鵬、白露山に続き4人目の大麻による解雇処分に。

ヘッドライン

元若麒麟事件、コカイン所持容疑でCD販売会社社員も逮捕

 大相撲の元若麒麟・鈴川真一容疑者(25)が大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕された事件で、神奈川県警は4日、東京都港区六本木の音楽CD販売会社事務所でコカインを所持するなどしていたとして、同社社員須藤慈容(しげやす)容疑者(30)(東京都足立区宮城)を、麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕した。(読売新聞)
[記事全文]

人気音楽グループリーダー逮捕=音楽事務所でコカイン所持−神奈川県警 - 「若麒麟とは2年前くらいに後輩に紹介され知り合った」と供述しているという。時事通信(2月4日)
・ 関連する動画ニュース - Yahoo!ニュース

◇事務所でコカインとみられる粉末を発見
若麒麟逮捕の事務所にコカイン、社員の定期入れから発見 - 読売新聞(2月3日)
<大相撲大麻>事務所社員がコカイン? 元若麒麟の逮捕場所 - 毎日新聞(2月3日)

◇須藤慈容容疑者がリーダーの「練マザファッカー」とは
薬物連想する歌詞…若麒麟がハマッたヒップホップとは - 記事中で説明。夕刊フジ(2月4日)
練マザファッカー / 練マザファッカー [CD+DVD] - レビュー。bounce.com(2008年12月25日)

◇コカインとは
コカインについて - 薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ

◇関連トピックス
麻薬・覚せい剤問題 - Yahoo!トピックス

※ここより下は、メディア関係者と読者が作るガイドコンテンツです。   表示方法: 標準全部

問題となった力士

大麻取締法違反の疑いで逮捕

逮捕日四股名所属部屋出身地司法判断日本相撲協会による処分
2008年8月19日若ノ鵬間垣北オセチア共和国起訴猶予処分緊急理事会において8月21日付け解雇処分
若ノ鵬 - 過去6場所の番付・成績(平成20年夏場所終了時)。サンケイスポーツ
2009年1月30日若麒麟尾車兵庫県川西市

簡易検査、精密検査で陽性反応

露鵬大嶽部屋、解雇)|白露山北の湖部屋、解雇) - 2人は兄弟。goo 大相撲
露鵬白露山 - 過去6場所の番付・成績(平成20年夏場所終了時)。サンケイスポーツ

親方や協会幹部の処分

日付対象者処分内容
2008年8月21日間垣親方(若ノ鵬の師匠)理事を辞任、委員に2階級降格
2008年9月8日北の湖理事長(白露山の師匠)辞任
大嶽親方(露鵬の師匠)委員から平年寄に2階級降格
2009年2月2日尾車親方(若麒麟の師匠)委員から平年寄へ2階級降格
武蔵川理事長処分なし

昇格

日付対象者処分内容
2009年2月2日間垣親方委員から役員待遇委員に1階級昇格
大嶽親方平年寄から主任に1階級昇格

精密検査について

精密検査は五輪などのドーピング検査と同じ方法。
露鵬、白露山の大麻使用疑惑の精密検査は「三菱化学メディエンス」に依頼された。同社は世界反ドーピング機構(WADA)の国内唯一の公認検査機関。
ドーピング検査 - プロセス。JOC
ドーピング検査 - 検査の実施手順。三菱化学メディエンス

キーワード

解説

特集記事

コラム

時系列

日付概要
2008年
8月29日日本相撲協会の再発防止委員会で大西委員が、尿検査を提起
9月2日日本相撲協会が、
尿検査で2力士に大麻成分に対する陽性反応が出たと発表
9月8日日本相撲協会が、緊急理事会で2力士の解雇処分を決定
10月27日2元力士が、東京地裁へ地位確認を求めて提訴
処分保留を求めた仮処分を申請
11月10日2元力士が、東京地裁へ協会の4委員を相手に
慰謝料を請求する訴えを提訴
11月27日処分保留を求めた仮処分申請 第1回審尋
12月1日地位確認訴訟 第1回口頭弁論
2009年
1月14日処分保留を求めた仮処分申請 第2回審尋
2月6日損害賠償請求訴訟 第1回口頭弁論

大麻について

大麻取締法(抜粋)

第一条  この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く

大麻の成分カンナビノイド

大麻取締法では、大麻取扱者以外の使用について、研究のための使用に限定して禁止されているが、覚せい剤取締法のように業者以外を全面的に使用禁止にできない事情が大麻の場合にはある。
大麻の成分であるカンナビノイドは、適用除外となっている大麻草の種子(七味の中の麻の実)にも微量であるが含まれており、食欲増進などいろいろな効能があるため、医薬品にも使われている。違法大麻や麻の実、医薬品も成分であるカンナビノイドは同じである。
食生活、治療行為、体質などによっては、大麻吸飲以外の方法でカンナビノイドを本人の知らない間に摂取し、体内に蓄積してしまっている可能性がある。大麻取締法で使用を全面的に禁止にしていないのは、処罰の対象として取扱者以外を使用禁止にすると、誤認逮捕冤罪を生む可能性が高くなるという一面もあるからである。

アンケート

関連トピックス

大麻汚染

▲関連情報の先頭へ