新型インフルマニュアルは44% 大学病院での訓練わずか国公私立大学病院のうち、新型インフルエンザに特化したマニュアルを作成しているのは昨年12月1日時点で、全国140病院の44%となる61病院にとどまっていることが4日、文部科学省の調査で分かった。 対応訓練を実施したのは19%の26病院で、残る114病院はしていなかった。対策の遅れが浮き彫りになり、文科省は「いつ流行してもおかしくない状況にある」として早急な対応を求めている。 新型インフルに絞ったマニュアルを作成していないのは18病院。61病院は「整備中」と回答した。作成済みは、国立が43病院のうち32病院、公立は11病院中、3病院で、私立は86病院中、26病院だった。 発生早期では感染症指定医療機関や結核病床を持つ病院が治療に当たる。患者が大多数になるなど拡大、まん延した段階で、地域の拠点病院となる大学病院も診療を行うことが想定されている。 文科省は、都道府県や市町村といった行政機関との連携体制も調べたが、体制を築いているのは88病院で、52病院が構築していなかった。 【共同通信】
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