朝倉市の市民組織「見張り番」(代表世話人、稲垣弥史(ひろし)代表、5人)は30日、塚本勝人市長が政治団体や政治家との懇親会などに支出した交際費は「地方公共団体の中立性からして認められない」として、市に返還を求める監査請求を提出した。
請求は06年6月から08年7月、公明党甘木支部大会に祝電費として5586円、農政連役員との懇親会に5000円など計7件、6万2456円の交際費が対象。稲垣代表らは「交際費は市の利益を図るため対外的折衝のための支出で理念を逸脱している」。また「公明党大会は開催されず、創価学会の会合だった。政教分離の基本から宗教団体のための支出で憲法違反」としている。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2009年1月31日 地方版