問題:ウェブに本当に必要なQ&Aサイトはいくつでしょう? すでに、Yahoo Answers、WikiAnswers、Mahalo Answers、Linkedin Answers、ChaChaをはじめ何十と存在している。しかしWikia(とWikipedia)の共同ファウンダー、Jim Walesは、もう一つあってもよいと考えている。
タレコミによるとWalesが、静かにWikianswersをスタートさせたらしい。それぞれの質問について、意見の一致をみた真の答えを見つけようというQ&Aサイト。Wikiスタイルだ。どこかで聞いたよう気がしたなら、それはAnswers.comの一部であるWiki Answersが全く同じことをやっていて、12月には世界で2670万人のユニーク訪問者を記録しているからだ(comScore調べ)。(Yahoo Answersは同月世界で1億4470万ユニーク訪問者)。
さらに名前についても少々問題がある。本来はWikia Answers!(下の2番目の画面イメージ参照)のはずだが、現在のロゴはWikiaの最後の「a」が、Answersの最初の「a」と共通でWikianswersになっている。既に実績のあるWikianswersにとって困ったことになるかもしれない(URLはそれぞれ http://answers.wikia.comとhttp://wiki.answers.com/で異なる)。
アップデート:WikiaのGil Penchinaがコメント欄でこう答えている。
WikiaのWikianswersは2004年11月にスタートしています。同じ名前のあちらのサイトは、当時FAQFarmという名前で、われわれに断りなく名前を変えたのです。
WikianswersはWikiaが提供する同じwikiプラットホーム上に構築されており、すでにWikia Searchで告知されている。検索可能なQ&Aデータベースを作ることは、検索エンジンをはじめあらゆるオンライン情報データベースにとって自然な拡張だ。(Mahalo Answersの記事参照)。
しかし実際のところWikianswersのどこが他のQ&Aサイトと違うのか?。Walesがこの質問に答えられないようなら、みんな自分の質問も他に聞きにいくだろう。
アップデート:WikiaのCEO Penchinaがコメント欄で次のように答えている。
WikiaのQ&Aサービスはwiki流を徹底している点が他と違います。
- コンテンツはGFDL[GNUフリードキュメントライセンス]に従って自由にライセンスが可能で、他のサイトが無料で再利用、他目的利用を許しているのとは異なる。
- 誰でも寄稿できる(他サイトは登録が必要)私たちは、自由にライセンスできるオープンなコミュニティーの方が、ユーザーからの寄稿を自らの著作物にして寄稿者から著作権を取り上げようとする企業サイトよりも、必ずや優れていると信じています。
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(翻訳:Nob Takahashi)