岡山放送局

2009年2月4日 0時49分更新

バイオマスで省エネセミナー


木材を燃やして農業用ハウスの暖房を行うなどして、温室効果ガスの削減とともに林業の活性化につなげようと言うセミナーが、3日、真庭市で開かれました。

木材を燃やして農業用のハウスなどを暖める取り組みは、間伐材の利用を進めるとともに新たな二酸化炭素を発生しないことから、地球温暖化の防止にも役立つとして利用の促進が行われています。

3日、真庭市で行われたセミナーは中国四国農政局が行ったもので、先進的な事例報告を聞くことで、それぞれの地域に応じた取り組みを進めようと行われたものです。

このうち島根県飯南町の事例では、薪のボイラーを使ってトマトなどの農業用ハウスを暖める実証実験の結果が報告され、十分な温度をに上げるためには針葉樹より広葉樹の方が適していることなどを説明しました。

また、津山市の森林組合は、温泉施設に木材チップボイラーを導入した取り組みについて報告し、6ヶ月で灯油に比べ200万円ほど燃料費が節約できたことなどが報告されました。

セミナーには中国、四国の各県から、農業や林業の関係者らあわせて80人が参加していて、最新の事例報告に熱心に聞き入っていました。