2009年2月4日 0時49分更新
岡山県に大勢の観光客を呼び込む戦略について話し合う検討会議が開かれ、仕事など観光以外の目的で岡山県を訪れる人をターゲットに、短時間でまわれる観光地を紹介したパンフレットの作成などが提案されました。
会議でははじめに県の担当者が、仕事などで岡山県を訪れた人にも空いた時間に観光地を訪問してもらうことで、観光の底上げを図りたいと説明しました。
続いて意見交換が行われ、委員のひとりは、シンガポールの空港では乗り継ぎ時間に応じて観光パンフレットがあることを紹介し、岡山県でも3時間コースや5時間コースのように時間に応じた観光パンフレットを作るべきだと提案しました。
また、別の委員は、岡山市から総社市にかけての吉備路は、歴史的な遺跡が多く魅力的な観光地であるにもかかわらず、2つの自治体にまたがっているために案内できるガイドが育たないなど、行政のいわゆる縦割りの弊害を指摘しました。
県では年間の観光客の数を現在のおよそ1.3倍に増やすため、来年度から5年間を重点的な取り組みの期間としていて、3日出された意見を参考に本格的な取り組みを始めることにしています。