2009年2月4日 0時49分更新
大幅な減産を行っている岡山県倉敷市の三菱自動車水島製作所で、製造ラインが停止している時間をいかそうと、3日から、従業員を対象にふだんの業務をテーマにした研修会が始まりました。
三菱自動車水島製作所では、自動車の販売不振を受けて乗用車の製造ラインの操業日を大幅に減らしていて、今月は、7日間だけの異例の生産調整を行っています。
このため、水島製作所では、ラインが停止している時間を有効利用するため、およそ1600人の従業員を対象に、今月、毎週火曜日に、ふだんの業務をテーマにした研修会を行います。
初日の3日は、専門家の講師が、製造ラインで生産効率を上げるための方法についておよそ2時間に渡って、講義を行いました。
水島製作所では、こうした研修のほか、工場周辺の清掃や公園の遊具の整備などの社会貢献活動を行うことにしています。
三菱自動車では、製造ラインの停止に伴って休業した従業員の給料の85%を補償していますが、研修会や社会貢献活動に参加した場合は、1日分の賃金を支払うことにしています。
研修を担当した、水島製作所の三宅和秀マネージャーは「再び、増産したときに効率的な生産ができるよう準備を備えて欲しいと思います」と話していました。