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麻生首相:「渡り」拒否、政府方針に 「政権交代後も継承を」

 麻生太郎首相は2日の参院本会議で、自身の首相在任中は官僚OBが天下りを繰り返す「渡り」を認めないと明言したことに関連し「この方針は今後も政府の方針として受け継がれるべきだ」と述べ、政権が代わっても引き継がれることを期待する考えを示した。高嶋良充氏(民主)が「(首相が渡りを承認できる)政令には変更がない。(首相交代の)その後は渡りは認められるのか」とただしたことへの答弁。ただ、首相は政令撤回には踏み込まず、今後も野党の撤回要求が続くのは確実だ。

 また、首相は自身の靖国神社参拝について「首相の立場は、個人的心情と異なっているが、私としては状況をみて判断したい」と明言を避けた。日本遺族会常任顧問の水落敏栄氏(自民)への答弁だったが、首相の立場を離れれば参拝に前向きなことをにじませる配慮を見せた。

 衆参の代表質問は2日で終わり、衆院予算委員会は同日、09年度予算案の趣旨説明を行い審議に入った。【野口武則】

毎日新聞 2009年2月3日 東京朝刊

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