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強力な友との出会いと、プロレスへの思い |
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最初の試合のあいては、橋本真也(はしもと しんや)というプロレスラーでした。橋本さんとは、はげしいたたかいを何回もしましたが、ふたりとも「プロレスをよい方へ変えていきたい」と考えていることがわかり、手を組むようになりました。どんな産業でも、「現在」にとどまらず、新しいものを打ち出していかないとダメです。私たちはプロレスのエンタテインメント性を高めようと考え、見て楽しい合体技を考えるなど、さまざまなくふうしました。ハッスルポーズもここから生まれました。残念ながら、橋本さんは若くしてこの世を去りました。私たちの夢をついでくれる若手の登場を期待しています。(写真:ファイティングポーズ) |
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長年の夢だった柔道場を開いて |
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プロレスは私の大切な職業です。そして、柔道は私が自分の未来を開いていくもとになった「原点」です。自分を育ててくれた柔道という競技におんがえしをしたいという気持ちから、柔道の道場を開きました。大学などで教えるのではなく、自分の道場を開いたのは、自分のすべてを出して指導したい、と思ったからです。設立して約3年たったところで、全国大会へ出場するような生徒も出てきました。心身をきたえるために通ってくる子どもはふつうのクラス、将来オリンピックをめざしたいという子どもは強化クラスで教えています。大学生やおとなもいます。これからも柔道を発展させていきたい、と思っています。(写真:柔道着でハッスルポーズ) |
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たたかいとは? 人生とは? |
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私のような格闘家は、たたかうことが仕事です。何のためにたたかうのか。はっきりと言葉にするのは難しいでしょう。それが自分の人生だから、としか言えません。でも本当は格闘技だけが、たたかいではありません。会社員だって、たたかっています。みんな、たたかって生きているのです。たたかう以上は、それがどんな職業でも、いっしょうけんめいやってほしい、と思います。ときには、仕事と直接関係ない努力も必要になるでしょう。宇宙飛行士になりたければ、科学の勉強だけでなく、英語もマスターしないといけないのと同じです。たくさんのことを学び、努力をして、自分の道を切り開いていってください。(写真:子どもたちと) |
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