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深よみエンタ:沢尻エリカ、斬新な花嫁姿の神前式 まだまだ続く「2人旅」=佐藤雅昭

 ◇中毒症状の朋ちゃん、芸能界から「心配」の声

 朋ちゃん、どうしちゃったんだろう。歌手の華原朋美(34)である。薬物中毒の症状を訴えて、救急車で搬送されたというから穏やかではない。

 警視庁本所署によると、異変があったのは17日午前3時ごろ。東京都墨田区のJR錦糸町駅南口から華原が1人でタクシーに乗車。行き先も告げられないほど様子がおかしかったため運転手がぐるっと回って北口にある交番に届けた。意識がもうろうとしており、警察官の判断で救急車を要請。病院に搬送された当人は「医師から処方された薬を飲んだ」と話しており、本所署は大量の精神安定剤を服用したことによる急性薬物中毒の可能性があるとみている。

 華原は07年6月、薬物の過剰摂取などが原因で所属事務所を解雇されている。3カ月後に自身のブログは再開したものの、まもなく閉鎖。現在は活動休止の状態だった。

 一報を耳にして、思い起こしたのが飯島愛さんの孤独な死。昨年12月24日のクリスマスイブに都内の自宅マンションで亡くなっているのが見つかった。死因は行政解剖でも特定されなかったが、風邪薬や睡眠導入剤の過剰摂取ではないかとみられている。「同じようにならなければいいが」と心配する声は芸能関係者からも噴き出した。一日も早い回復を祈るばかりだが、まずは薬物依存からの脱却が急務だろう。

 華原の病院搬送から4日後の21日には元恋人で、詐欺罪で起訴された音楽プロデューサー、小室哲哉被告(50)の初公判が大阪地裁で開かれた。61枚の一般傍聴券を求めて1034人が長い列をつくる注目ぶり。兵庫県在住の投資家の男性に自身の楽曲806曲の著作権を10億円で譲渡すると持ち掛け、前払い金として5億円をだましとったとして詐欺の罪に問われた小室被告。起訴事実について「おおよそ合っています」と述べ「誠意を持って弁済したい」と法廷で誓ったが、果たして本当に弁償できるのか。量刑を左右しそうだ。

 気温16度と4月上旬並みの陽気に恵まれた大安の19日、女優の沢尻エリカ(22)は東京・代々木の明治神宮で斬新な花嫁姿を報道陣の前に披露した。マルチクリエーターの高城剛(たかしろつよし)氏(44)と7日に婚姻届を提出。沢尻たっての希望で神前挙式が実現した。角隠しの代わりに白ユリの髪飾り、そしてブルーのコンタクトレンズを付けた和洋折衷の“花嫁”に高城氏の表情も思わずほころんだ。

 この3年で23カ国108カ所を2人で旅したという。「仕事もせずにいいご身分」とやっかみ半分に突っ込みたくなるが、またまた夫婦で旅に出る。25日の披露宴に向け、米ハワイに21日夜出発。いったん帰国して2月中旬にはロンドン経由でスペインに行くという。サッカー元日本代表の中田英寿氏(32)ばりの“旅人”だ。

 仕事は夏にも再開という情報もあるが、妊娠でもしてしまえば軌道修正を余儀なくされる。復帰を果たすのかは依然として不透明のままだ。

 そういえば、2時間早く同じ明治神宮で結婚式を挙げたカップルがいた。高城&沢尻夫妻の挙式を狙い200人を超える取材陣が既にスタンバイしていて周囲はわさわさ。しかし、このカップルは意に介する様子もなし。取材陣から著名人と同じ日に重なった感想を聞かれても「別に。意識してません」と即答。沢尻の「別に……」を意識してかどうかはわからないが、面白い一幕だった。<スポーツニッポン編集委員・佐藤雅昭>

毎日新聞 2009年1月24日 東京夕刊

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