260年前に沈没の英軍艦発見、金貨900億円積載か
[ロンドン 2日 ロイター] 米国の海洋探査会社が2日、260年以上前に沈没した英海軍船ビクトリー号を英仏間の海底で発見したと明らかにした。船内には10億ドル(約896億円)以上の価値がある金貨が残されている可能性があるという。
発見したのは米フロリダ州のオデッセイ・マリン・イクスプロレーション。同社によると、ビクトリー号は1744年に難破し、乗組員900人以上を乗せて沈没したという。
文献から、同船は沈没時に重さ約4トンの金貨を積んでいたとみられ、同社では現在の価値にすると10億ドル以上になるとしている。
同社は船の権利や調査方法について、9カ月にわたって英政府と協議。国防省と協力して行った沈没場所の事前調査で、銅製の大砲2門を回収し、同船であることを確認したという。
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