奈良県河合町の有料老人ホームに入居する女性(95)の部屋から、回転式拳銃1丁が見つかっていたことが、捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、女性は認知症で、なぜ拳銃があるのかなどを慎重に調べている。県警は銃刀法違反容疑で女性を書類送検する方針。
捜査関係者によると、1月19日、紛失した女性の年金手帳を施設職員が女性の部屋で捜していた際、拳銃を見つけた。職員は数日後、「入居者が拳銃のようなものを持っている」と県警西和署に届け出た。県警の鑑定で、拳銃は1800年代の旧式だが、発砲能力があった。実弾はなかった。
県警は女性の親族からも話を聴き、入手経路を調べている。
毎日新聞 2009年2月3日 15時00分(最終更新 2月3日 15時26分)