最新KCTニュース

[2009年2月2日(月)の KCT TVニュースから]

海保巡視船の引渡式(玉野市)

福岡と沖縄県の石垣の海上保安部に配属される2隻の巡視船の引渡式が、三井造船玉野事業所で行われました。
三井造船玉野事業所から、海上保安庁へ引き渡しが行われたのは、「はかた」と「よなくに」の2隻の巡視船です。どちらも全長89メートル、1300トンの大きさで、平成19年11月から三井造船玉野事業所で建造されました。今回引き渡された2隻の巡視船は、乗員の長期宿泊も可能で、他の巡視船などに洋上で燃料を補給できる「洋上補給装置」が備え付けられています。また、甲板後方にはヘリポートが完備され、有事の際は現場指揮をとることが可能な拠点強化型の巡視船となっています。海上保安庁の関係者らおよそ80人が出席して行なわれた引渡式では、三井造船の岩崎 民義本部長から海上保安庁の石橋 幹夫警備救難監へ引渡書が手渡されました。石橋警備救難監は乗員に「わが国周辺の海上保安活動の要として、この船の持つ能力が最大限発揮できるよう訓練に努めてください」と、海上保安庁長官の訓示を代読しました。巡視船「はかた」は、福岡海上保安部にまた「よなくに」は石垣海上保安部に配備され、乗員訓練の後、洋上に出て、大規模災害での救助活動や領海の警備につくことになっています。なお、三井造船玉野事業所では現在、今回引き渡した巡視船と同じクラスの巡視船2隻を建造中で、来月には海上保安庁へ引き渡す予定にしています。

備前焼作品を寄贈(倉敷市)

倉敷市出身の備前焼作家 山下 今朝吾さんが、作陶活動20周年を記念して作品を倉敷市へ寄贈しました。
山下 今朝吾さんは現在、総社市の鬼ノ城の麓に工房を構え作陶活動に励んでいます。今年は、作陶活動20周年の節目を迎え、生まれ育った倉敷市へ作品を寄贈することにし、伊東香織倉敷市長へ手渡しました。寄贈した作品は備前焼のランプシェード「備前あかり」です。1992年から制作をはじめ山下さんの代表作とも言える作品です。作品は「大和なでしこ」をモチーフにしており、無数にあいた穴からは、柔らかな光が漏れ、後ろの壁にも幻想的な模様を映し出します。また、今回を機に備前あかりの名称を「くらしき備前あかり」とすることを発表しました。山下さんは、この秋、倉敷民芸館で20周年記念作品展を開催する予定です。

玉豆腐コンテスト審査(総社市)

総社には、丸いプリンのような豆腐「玉豆腐」という名物がありますが、この総社ならではの食材「玉豆腐」を生かした料理のレシピコンクールの第一次審査会が先月29日に開かれました。
総社名物「玉豆腐」は、にがりを入れた豆乳が完全に固まる寸前に玉状にすくい取る、良質の豆腐です。江戸時代の終わりごろから伝わる総社ならではの食材「玉豆腐」の美味しさをもっと多くの人々に知ってもらおうと、総社市のまちづくりグループ吉備野工房ちみちが、玉豆腐を使った料理のレシピコンクールを企画しました。昨年末から今年1月20日までレシピを公募したところ総社市内をはじめ、倉敷市、岡山市などから9歳から75歳までが考案した59点が寄せられました。第一次審査会では、岡山市で野菜を素材にした創作料理店を開く料理研究家小山津希枝さんによって書類審査が行われました。一次審査の結果7点のレシピが選ばれ2月3日の試食審査会を経て優秀賞など入賞作品は、2月28日に発表されることになっています。

冬の植物観察会(倉敷市)

冬の寒い時期に植物がどのように過ごしているのかを調べる初めての観察会が、倉敷市内で開かれました。
この観察会は、倉敷市立自然史博物館友の会と倉敷の自然を守る会が合同で開きました。観察会には市内の家族連れらおよそ90人が参加し、1年でもっとも寒い時期に植物を観察することで、植物がどうやって寒さをしのぎ、冬を乗り越えているかを調べました。参加者は倉敷市立自然史博物館学芸員の狩山俊吾さんの案内で、倉敷市西坂の奥西坂自然活動基地付近に生育している植物を見て回りました。植物が冬を越す方法は、「芽を作る」「葉を地面にピタリとつける」「種子を作って地上部は枯れる」など様々です。参加者は、狩山さんから植物の名前や特徴の説明を聞き、シロツメグサやヨモギに代表される地表植物や、ナズナやススキ、タンポポといった半地中植物など6種類に分類していきました。今回の観察会では、2時間ほどで41種類の植物を調べ、参加者は普段何気なく見ている植物のもつ力に驚いている様子でした。冬の時期にはなかなか自然を楽しむことができないと思いがちですが、狩山さんにこの時期ならでは自然観察の楽しみ方を教えてもらいました。

倉敷真備LC 親子ふれあいコンサート(倉敷市)

親子のふれあいを図ろうと倉敷市真備町で、ファミリーコンサートが開かれました。
おもちゃのチャチャチャこのファミリーコンサートは、地域の子どもたちに生の舞台に触れて、音楽の楽しさや感動を味わってもらおうと、倉敷真備ライオンズクラブが毎年開催しています。今年は、岡山市のボランティアグループ「おひさまクラブ」から幼稚園や施設で音楽慰問活動を行っている「ふーが」のメンバーがコンサートを行いました。ステージでは、子どもたちに人気のアニメソングからクラシックまで幅広いジャンルの18曲が披露されました。また、白雪姫などの衣装を着たメンバーたちは、シンセサイザーやフルート、ドラムなどの演奏にあわせて華やかなステージを繰り広げました。なかでも、会場が盛り上がったのが和太鼓の演奏です。おひさまクラブ「ふーが」のメンバーで和太鼓グループ『吉備津みこと太鼓』を結成し、迫力ある太鼓の音色を響かせました。会場には真備町内を中心に園児や児童、その保護者およそ100人が詰め掛けました。子どもたちはリズムにあわせて手を叩いたり、一緒に呼びかけを行うなどして、楽しいひと時を送っていました。

「事故は外!」 児島でユニークな交通安全啓発活動(倉敷市)

2月3日の節分を前に、児島警察署はユニークな交通安全啓発活動を行いました。
名づけて桃太郎の交通事故退治。鬼は外ならぬ“事故は外”で、交通安全を呼びかけようというものです。天満屋ハピータウン児島店には桃太郎に扮した児島警察署の安原清也署長と児島支所の大嶋実支所長が登場しました。また児島地区交通安全母の会のメンバーや交通警察協助員も参加しました。開会式では安原署長が「交通事故ゼロを目指しましょう」と挨拶したあと、応援に駆けつけた倉敷市立味野中学校の吹奏楽部が4曲を演奏しました。今回の啓発活動では飲酒運転の根絶や夜光反射材の着用などを重点的に呼びかけ、節分の豆と夜光反射材を買い物客らに配って回りました。児島警察署管内では去年6件の交通死亡事故が発生し今年に入ってからも27件の人身事故が起きています。児島警察署では特に高齢者の交通事故防止を重点的に進めていくことにしています。

(最終更新 02/02-17:56)


戻る