国際通貨基金（IMF）は2日、韓国経済が今年下期から回復に転じ、来年には4％台の経済成長率を記録するとの見通しを示した。

　IMFのアジア太平洋地域担当ディレクターのアヌープ・シン氏は同日、韓国経済は今年は通年でマイナス成長となり困難に直面するが、下期から景気が回復に転じ、10－12月期にはプラス1％の成長を記録すると予想した上で、「来年には韓国経済が潜在成長率のレベルまで回復する」と指摘した。

　現在、韓国銀行と政府が推定している韓国経済の潜在成長率は4％台前半だ。シン氏は韓国経済が来年4％成長を記録する根拠として、▲銀行が十分な資本金を保有している▲金融機関の不良債権比率が低い▲大企業の財務状況が良好－という3点を挙げた。

金起勲（キム・ギフン）記者