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第30回:同じキャラクターなのに、映画、テレビ、ソフトと、吹き替えが違うのはなぜ?
01.26 更新
 洋画がテレビでかかる場合、より多くの人に楽しんでもらえるようにと、日本語吹き替え版で放送される。以前は、その程度でしか吹き替え版の作品を目にすることができなかった。だが今や、大半のDVDやBlu-rayソフトには字幕と一緒に日本語吹き替えが収録され、劇場公開の段階で、字幕と吹き替え版の両方を上映する作品も増えてきている。それがアニメ映画だけでなく、ファンタジーやドキュメンタリーなど、ジャンルも多岐に渡っていることから、吹き替えが主流だ! とまでは言えなくとも、日本語吹き替え版が根付いてきたとは言えよう。
第30回:同じキャラクターなのに、映画、テレビ、ソフトと、吹き替えが違うのはなぜ?
会社によって、ブルース・ウィリスの吹き替えに特色がある (C)AFLO
 洋画がテレビでかかる場合、より多くの人に楽しんでもらえるようにと、日本語吹き替え版で放送される。以前は、その程度でしか吹き替え版の作品を目にすることができなかった。だが今や、大半のDVDやBlu-rayソフトには字幕と一緒に日本語吹き替えが収録され、劇場公開の段階で、字幕と吹き替え版の両方を上映する作品も増えてきている。それがアニメ映画だけでなく、ファンタジーやドキュメンタリーなど、ジャンルも多岐に渡っていることから、吹き替えが主流だ! とまでは言えなくとも、日本語吹き替え版が根付いてきたとは言えよう。

 根っからの吹き替え好きなら気付くかもしれないが、実はこの吹き替え、映画、パッケージ、テレビと、同じ作品であっても、声をアテている人が違う場合があるのだ。例えば、いくつになっても無敵のアクション俳優スティーブン・セガール。ワーナーから発売中の「沈黙の戦艦」はDVD版が玄田哲章、テレビで放送された場合は大塚明夫が担当しており、「暴走特急」や「グリマーマン」なども、同様の配役であった。また、「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスに至っては、テレビ朝日での放送時は野沢那智、フジテレビは村野武範、映画では樋浦勉と、同シリーズ3作目までこの配役は変わらなかった。

 「同じ作品の同じキャラクターであるのに、映画、テレビ、ソフトによって、声をアテる人が変わっているのは、演出の相違によるものです。洋画の吹き替えで、このキャラクターにはこの人を使わなければいけないという決まりはなく、各社のイメージで吹き替える方を選んでいます」。

 そう教えてくれたのが、映画業界の関係者。また、お金の問題も大きいと、その人物は話す。

「海外ドラマに多いのですが、テレビでの放送時は芸能人を起用しているのに、ソフト化された場合は声優さんになっていることがある。これは2次使用料の問題が大きいんです。芸能人の評判が悪かったから変更せざるを得ないという場合もありますが、芸能人をビデオでも使用するとなると、とんでもない金額になってしまう。それで、声優さんに変えるんです。要はお金の問題、と一言で片付けたくはないのですが……」。

 洋画は字幕で見なくてはダメだ! と考える人も多いだろうが、吹き替えのほうが耳に入る情報量は多く、字幕がないぶん映像に集中できるといった利点もある。さらに、起用への背景を知れば、この会社はこういうセンスなのか――と新たな視点を加えることもできる。食わず嫌いはもったいない、吹き替えの世界を楽しもうではないか。


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映画業界のウラ側や疑問を、映画ライター・安保有希子が読み解く。(毎週月曜日更新)
映画ライター:安保有希子
映画ライター:安保有希子
1975年生まれ。夕刊フジ、日経エンタテインメント、DVDレビューなど、新聞・雑誌で執筆する傍ら、ラジオで映画コメンテーターを務める。ジャンルを問わず映画を鑑賞するが、好んで足を運ぶのは、B級とホラーとアニメ。そのため、オタクと勘違いされやすいものの、決してそうではない、と頑なに言い張っている。
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