気象庁によると、2日午前1時51分ごろ、群馬、長野県境の浅間山(2568メートル)で約半年ぶりとなる小規模な噴火が起きた。東京都心でも降灰を確認したが、家屋や人に被害は出ていない。今後も小規模な噴火の可能性があるとして、引き続き注意を呼びかけている。
同庁によると、噴火直後の噴煙は約2000メートルに達し、50センチを超える大きな噴石が火口の北約1キロまで飛んだ。火山灰は火口の風下にあたる東から南東方面に降り、午前6時には東京・大手町や横浜市、埼玉県熊谷市などの関東南部でも降灰を確認したという。
長野、群馬両県警によると、家や人への被害報告もなく、周辺の小中学校は同日朝から平常通り授業を実施しているという。(10:36)