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FNN(フジテレビ系)

女子高校生のスカートの長さをめぐり、新潟県で本格的な指導が始まる

女子高校生のスカートの長さをめぐって、新潟県では2日から、本格的な指導が始まった。
「日本一短い」ともいわれる新潟の女子高校生のスカートの丈をめぐり、2日、新潟市の高校で、下校する女子生徒の服装チェックが放課後に行われた。
教師は「そんなので、外に行ってほしくないな、先生は。(折り曲げたスカートを)全部下ろしなさい」と指導した。
2日朝の登校時、女子高校生のスカートは、ほとんどがひざ上の長さだった。
寒くて、中には脚が真っ赤になっている女子高校生もいた。
高校生は「(寒くない?)寒いです。(やっぱり短いのが好き?)えっ! ノリ」、「(どうやって短くしている?)折ってます」などと話した。
女子高校生のスカート丈に対し、新潟市民は「ちょっと短すぎますよね。男性の人が見ても、ちょっとねぇ、変な気持ちになることもあるかもしれない」と話した。
新潟市内では、女子高校生のスカートが切られる事件や痴漢行為などが相次ぎ、さらに寒さから、体調を崩すおそれもあることから、「短すぎるスカートの丈を長くしよう」という取り組みを、2日から本格的に始めることになった。
その1つがポスター。
新潟地区生徒指導連絡協議会の内川 洋会長は「きょうから、それぞれの学校の校舎内に張り出すことになります」と話した。
県立新潟中央高等学校では、校内の廊下や教室の中にまでポスターが張られた。
さらに、2日朝の全校集会でも、スカート丈の長さの指導徹底が行われた。
県立新潟中央高等学校の眞島智宣部長は「スカート丈を短くすることは、一切禁止という指導をしました」と話した。
しかしこの指導に、女子高校生は「もう少し自主性を...。生徒自身の、自分で気づいて長くするのを待ってほしい」、「正直な話、うまくいかないんじゃないかと思っています」などと話した。
さらには「みんな短いんだから、『長くしろ!』っていわれても、無理じゃない?」と話す女子高校生もいた。
スカートの丈を長くしたい学校側と、それに反発する女子高校生側。
今後は、新潟市内だけでなく、県内の100校ほどにもポスターを張り、指導を徹底していきたいという。
こうした中、短くしにくいスカートを開発したメーカーも登場した。
従来のスカートだと、ウエストの部分を折り曲げてスカートを短くすることができるが、開発された巻き上げ防止制服は、ウエスト部分を折り曲げても、プリーツ部分がくしゃくしゃになって、スカートを短くすることができない。
トンボ・スクール企画の花房秀樹部長は「効果はあるので、どうしても困っている学校は、これを採用するケースが増えるには増えていますが」と話した。

[2日19時32分更新]

Fuji News Network.


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