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世界最大の電波望遠鏡網、韓中日で来年発足

 韓国、中国、日本の天文学者が共同で直径6000キロに達する世界最大の宇宙観測用電波望遠鏡ネットワークを発足させる。31日の新華社電が報じた。

 中国科学院上海天文台の沈志強研究員によると、3カ国による電波望遠鏡ネットワークは東は日本の小笠原諸島、西は中国の新疆ウイグル自治区、南は中国の雲南省昆明市に至るという。

 ネットワークには韓中日の天文台19カ所が含まれ、韓国は日本とともに同ネットワークのための特殊コンピューターを製作している。特殊コンピューターはソウルに設置され、来年末に稼働を予定している。同ネットワークは銀河系の構造とブラックホールの観測を目的に構築される。

 新華社電は3カ国の共同電波望遠鏡ネットワークに最近打ち上げられた中国と日本の衛星電波望遠鏡を含めると、最大で直径2万4000キロのネットワークを構築できると指摘した。同ネットワークに日本は銀河系観測技術と関連資料、中国は北京、上海、昆明の直径20-50メートルのアンテナを提供する。

 

 同ネットワーク構築に向け、韓国は直径21メートルの電波望遠鏡3基の製作を完了している。日本も電波望遠鏡12基を新たに製作した。

北京=朴勝俊(パク・スンジュン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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