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第60回さっぽろ雪まつり
大雪像で復活 南大門 韓国へ生中継 HBCが協力 24時間動画配信も
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韓国に生中継されるほか、24時間動画配信も行われる、製作中の大雪像「崇礼門」 |
昨年二月の放火で焼失し、第六十回さっぽろ雪まつりの大雪像として北海道放送(HBC)が大通会場に製作中の韓国国宝第一号・崇礼門(通称・南大門)の様子が、韓国にハイビジョンで生中継されるなど、韓国国民にリアルタイムで伝えられることになった。
HBCによると、生中継は韓国の首都圏ローカル局・京仁テレビ(京畿道富川市、OBS)と共同で行う。南大門の大雪像のある「HBC大韓民国広場」(七丁目)の様子を雪まつり初日の五日午後、OBSが情報番組の中で十分間、中継する。OBSからディレクターとリポーターが現地入りし、中継車など放送機材はHBCが提供する。
生中継は、従来の衛星回線ではなく、研究開発用の光ファイバーネットワークを活用する。こうした方式での国際生中継はあまり例がなく、「実証実験の意味合いもある」(HBC)という。
また、同広場を固定カメラで撮影し、一日から雪まつり期間中、HBCのホームページ上に開設する韓国語ページで動画を配信、韓国からもリアルタイムで大雪像の様子を楽しめるようにする。
ソウルの南大門は放火によって大部分が焼失し、韓国の国民に大きなショックを与えた。現在は復元に向けて調査中。
HBCの溝口博史編成制作局長は「生中継や二十四時間の動画配信を見てもらうことで、これまで以上に二つの国が近くなるよう、お手伝いができれば」と話している。