このマラソン大会は、庄地区の住民の健康増進と親睦のために開かれています。今回で25回目を迎えました。庄中学校のグラウンドには大人から子どもまで地域住民およそ400人が参加しました。開会式では選手を代表して、庄小学校6年の小郷裕哉くんが元気に選手宣誓をしました。マラソンは小学高学年・低学年の部、ファミリーの部など全部で9つの部門で行われました。学校周辺を周回するコースで、部門別に最長で5.8キロを走りました。沿道では応援の保護者らが選手たちに暖かい声援を贈っていました。また、庄地区栄養改善協議会のメンバー手作りの豚汁も振舞われ、走り終えた選手たちが疲れた体を暖めていました。
この観察会は、倉敷市立自然史博物館友の会と倉敷の自然を守る会が合同で開きました。観察会には市内の家族連れらおよそ90人が参加し、1年でもっとも寒い時期に植物を観察することで、植物がどうやって寒さをしのぎ、冬の時期を乗り越えているかを調べました。参加者は倉敷市立自然史博物館学芸員の狩山俊吾さんの案内のもと、倉敷市西坂の奥西坂自然活動基地付近に生育している植物を見て回りました。植物が冬を越す方法は「芽を作る」、「葉を地面にピタリとつける」、「種子を作って地上部は枯れる」など様々です。参加者は、狩山さんから植物の名前やその特徴の説明をうけ、シロツメグサやヨモギに代表される地表植物や、ナズナやススキ、タンポポといった半地中植物など6種類に分類していきました。今回の観察会では、2時間ほどで41種類の植物を調べ、参加者は普段何気なく見ている植物のもつ力に驚いている様子でした。
古民家再生などのまちづくりに取り組むNPO法人「倉敷町家トラスト」は、「忘れかけられた文化」になりつつある餅つき行事を絶やすことなく、地域ぐるみで楽しもうと去年から節分にあわせて餅つき大会を開いています。今年も、倉敷市本町の町家再生第1号の「御坂の家」界隈で行われました。用意されたおよそ30キロのもち米は、2つのかまどで蒸し、石うすと杵を使い代わる代わるつきあげていきました。つきたての餅は、餡子やきな粉、大根おろしにからめたり餡入り餅にして食べました。昔ながらの餅つきに道行く観光客なども足をとめ、餅つきを体験し、昔ながらの餅つきの醍醐味を満喫していました。