統監府政況報告ならびに雑報
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報告者:伊藤博文 |
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作成年月日: 明治40年06月22日 レファレンスコード:B03041513600
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[前半分の訳] 大邱に廣文社という団体があり、各国の書籍を販売してる。同地の儒生などは多く同社に関係を持っていたようだが、本年(注1907*)
3月中に社長の金光済のほか19名が発起人となって、民議所という結社を組織して、日本に対する国債1300万円を返還する目的で、同盟喫煙廃止を主唱し、各道に趣意書を配布した。趣意書の要点は・・・ |
[後半分の訳] 韓国は今は日本に1300万円の借款があり、しかもこれほど巨額の金を消費しているのに、その成果は出ていない。もしこの勢いで行けば、借款に借款を重ね、止まる所を知らないようになるだろう。韓国の現在の財政では、到底これを返済することが難しいので、韓国の郷土が、借款のために日本の物になってしまうことは確実である。故に、日本の借款を返済することは、韓国の急務であり、また忠愛なる国民の義務である。その方法だが、同胞2千万人の喫煙を廃止して、1ヶ月の消費金額を20銭とすれば、3ヶ月で優に1300万円を返済することが出来る。もしこれに満たないときは、有志の各分に応じて義金を寄附して、速やかに借款を返済し、国土の維持を図ろう。 |
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[訳は省略] 煙草を止める人が大勢出てきました。国債報償運動が盛り上がっています。義金を寄附する人が増え、京城に国債報償連合会議所ができ、規則を作りました。日本人の韓国人向け煙草産業が打撃を受けています。・・・ところが・・・ |
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[赤い部分を中心に訳]一時は喫煙を廃止して金を寄附する者が少なくなかったが、これはただの流行に過ぎなかった。表面ではこれに賛成しておきながら、裏面では喫煙をする者が続出した。それだけではなく、韓国官民の状態として、発起者役員などによって、募金を消費する者が少なくなかった。(多かった) 現実に、本年4月末日までの集金高は、韓国各道で合わせて、164,200円余りになったが、この金員は誰かがこれを費消して現存しないと言う。このような状況になって、運動はようやく破綻し、運動に賛成する者も減少して、運動は今は衰滅に傾きつつある。 |
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要約
[1] 排日気分で、喫煙禁止が流行。募金運動も流行。
[2] でも、結局煙草を止めない人が多かった。
[3] しかも、善意の募金を私物化。< `∀´>
[4] 呆れられ、飽きられて、捨てられた。自滅。
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( ´ー`) ・・・浮説と感情で突っ走る韓国人達。w
( ´ー`) ・・・そして韓国人を苦しめるのは、いつも韓国人。w
( ´ー`) ・・・まぁ、いつもの事ですね。分かり易くて。w
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