2009年2月1日 19時4分更新
糖尿病の治療方法の研究に役立ててもらおうと患者や支援者などから集められた寄付金が31日岡山市で糖尿病の研究者に贈呈されました。
糖尿病のなかでも「1型」とよばれるタイプは広く知られている生活習慣病の糖尿病とは違いストレスなどが原因で発症するとされていて現状ではすい臓の移植手術を受けるか、生涯にわたってインシュリンの注射を受けつづける以外に方法がありません。
このため、治療方法の研究に役立ててもらおうと、1型糖尿病の患者や支援者から寄せられた寄付金、あわせて200万円が31日岡山市で開かれたシンポジウムのなかで、糖尿病の研究者2人に手渡されました。
寄付金を受け取った2人は、それぞれ、みずからの研究内容を説明したあと、「期待に応えられるよう頑張りたいです。」と感謝の言葉を述べました。
1型糖尿病の患者を支援する市民団体の、井上龍夫理事長は、「1型糖尿病の患者には子どもも多く、悩んでいる親も大勢いる。少しでも治療につながる研究に役立ててもらいたい」と話していました。