岡山放送局

2009年2月1日 19時4分更新

備前池田家の装束展

江戸時代に岡山藩の藩主を務めた備前池田家に伝わる衣装の展示会が岡山市で始まりました。
この展示会は備前池田家を興した池田恒興から江戸時代中期に岡山藩主を務めた池田綱政までの歴代当主とその夫人たちが愛用した袴や小袖などの衣装、およそ60点が展示されています。

このうち、恒興の子どもの輝政の夫人が愛用した「紅地桐亀甲文様唐織小袖」は、長い襟と身幅の広さが特徴です。
また備前池田家の5代目の当主の光政が使ったと伝えられる「泊蝶文様繍表袴」は紅地に白い絹糸で池田家の家紋の蝶の姿が縫い込まれています。

このほか、備前池田家の姫が着ていたとされる子ども用の衣装や夫人が使っていた小物なども展示されています。

この展示会は、岡山市の林原美術館で3月22日まで開かれています。