はっきり言って、見苦しいの一言に尽きる。彼は問題となった本人のスレで「私が論破されました」と言って敗北を認めたはずである。にもかかわらず、彼は自分の何がどう間違っていて論破されたのか明確にすることなく、むしろ逆に、当該スレと同様の主張をなおも続けている。一体彼は、何が「論破された」と考え、何に対して謝ったのだろうか？自分が間違っていないと思うならば、謝罪する必要はないし、またすべきではない。相手を撃滅するまで続ければ良いのである。しかし実際には、彼は当該スレで自分が論破された明言して撤退した。彼は主張を続けることを、自ら放棄したのである。そうである以上、抗弁を続ける資格はもはやない。その場を切り抜けるために口先だけの謝罪をして、別スレで再び同じ主張を繰り返すのは、単に自分の不誠実さを示すだけである。

謝罪して撤退という行動は、彼がこれまでも毎回のごとく繰り返してきたものである。今まではそれはむしろ彼の誠実さを表すものとして理解される傾向にあったのだが、それは「話せる韓国人が欲しい」という日本側の期待から生まれた誤解であろう。彼のこうした行動を「戦略的撤退」と表現することが最適であるかどうかはわからないが、少なくとも、彼が自分の失敗を自覚し反省して謝罪しているのではなく、ここは謝罪して引いておいた方が得策であるという状況判断からそうしているにすぎないということは確かではないかと思う。そうでなければ、毎度同じ間違いを繰り返すことはないであろうし、自分が論破されたとして放棄した主張を再び繰り返すこともあるまい。彼の謝罪撤退は、全くその場しのぎのものに過ぎず、知的誠実さとはむしろ対極に位置するものである。

この件について、某氏から「日本人はwesenを持ち上げた上で捨てた」という抗議があったが、あのスレの参加者については、全く的外れな抗議である。あの中でwesen君を高く評価していた人間は特にいないし、私自身も、少なくともwesenIDになってからは、彼を持ち上げたことはない。彼は過去数度私に突撃してきたことがあるのだが、その二度は、「原文を読まなくて何が悪い」というものであった。私は議題となっている論文、本人が根拠としている文献すらまともに読んでいない者を「討論資格なし」と叩いたに過ぎないが、彼によれば、当該文献すら読まないことよりも、それを難じる方が問題らしい。この時点で私の彼に対する評価は確定していたし、二度目についてはもはや謝罪すら信じてはいなかった。実際、今回もまた、彼はこの期に及んで未だ当該文書を読んではおらず、それにも関わらず一度撤回したはずの主張をなおも続けている。彼は単に不誠実なだけでなく、物事を論じるのに必要な根本的な資質を欠いていると言わざるを得ない。他の人達も経緯は違えど、概ね同様の結論に至っていた。それが今回、日本側にまとめて喧嘩を売るという蛮勇をきっかけに実体化したに過ぎないと言えよう。

今回の件は、よくある韓国人が、よくある待遇を受けたというだけのことであり、それ以上でもそれ以下でもないと思う。

まあ、彼と仲の良かった人の落胆はわからんではないけどね。