自民党の中川秀直元幹事長は1日、政界再編について「小選挙区制で『第3極』ということはあり得ないし、長続きもしない。2大政党のどちらがより不特定多数の知恵を集められるかの競争だ」と述べた。広島県東広島市内で記者団に語った。
自身が離党する考えはないことをにじませるとともに、渡辺喜美元行革相らとの連携にも否定的な見方を示した発言だ。中川氏はこれまで、次期衆院選後の政界再編はあり得るとの見解を示していた。
中川氏はさらに「数合わせのための再編とか、選挙に生き残るための新党とかでは危機は乗り越えられない。自民党の中で清和研(町村派)の同志と一緒に党内の政策論議を活性化することで麻生総理も支える」とも語った。