【概要】

2004年のNaverを最初に賑わせたサイバーテロ事件。warotakorea氏が韓国の変な写真を集めてNaver及び自サイト「Kの国の方式」に掲載したことに韓国人が激怒、韓国ネチズンはNaver及びDaumを中心に、「Kの国の方式」及び2ch、ふたばちゃんねるに対するサイバー攻撃を決行。攻撃は幾度か繰り返し行われ、2chトップページを始めいくつかのサーバに高負荷がかかる。これにより、2ch地震板、ふたばちゃんねるなどは一時的に陥落。さらに韓国側は「Kの国の方式」を陥落させることに成功。しかし、彼らが主な攻撃対象とした2ch内の被害は軽微、「Kの国の方式」も陥落と同時に次々とミラーサイトが開設され、大韓戦士の抵抗運動は何ら身を結ぶこと無く終焉した。

【発端と背景】

事件の発端は言うまでもなくwarotakorea氏のNaverにおけるスレッド及びWebサイトであるが、それ以前に、韓国の竹島切手発行をめぐる日韓の対立があったことも背景の一つだろう。

竹島切手問題は、韓国政府が竹島の切手を発行したことに端を発する問題である。竹島の所属がどこにあるにせよ、双方が領土主張している以上は、切手を発行するという行為は相手を刺激することであり、相手側としては、抗議行動を起こす以外にない。にもかかわらず、韓国側は自分が原因を作りながら、日本側が当然の抗議をすると、あたかも自分が被害者のごとく逆上したのである。「Kの国の方式」に端を発する一連のサイバーテロは、その余勢として起きたと言えよう。

そして、竹島切手問題に見られる韓国側の勘違いは、サイバーテロ事件においても随所に見られる。例えば直接的原因となったwarotakorea氏のスレッド及びWebページは、端に韓国人が撮影した韓国写真を集めたものに過ぎない。捏造でも歪曲でもなく、そこに写っているものは紛れもなく現実の韓国の風景である。不名誉な一部の風景だけを集めて紹介されることを不快に思う気持ちは理解できるにせよ、それを中傷や攻撃と捉えるのは筋違いであろう。要するに、この事件は出発点からして間違っていたのである。

【攻撃までの経緯】

韓国ネチズンに多くの衝撃を与えたらしい「Kの国の方式」の写真が最初に掲載されたのは、2ch及びNaverである。warotakorea氏は2003年の末から「韓国の面白い写真を集めている」というコメントとともに、後に「Kの国の方式」に掲載されることになる写真のURLを2chハングル板の某スレッドに幾度か記入。他の人々がそれに呼応して画像を集めた様子は特にないが、評判は上々、サイトを開設してはどうかという提案がなされる。同時期、氏は集めた画像をNaverに掲載。韓国人を火病の渦に陥れる。その後、氏は幾度か画像を追加しながら、「一般的な韓国人」というタイトルで、収集した画像をNaverに掲載。さらにそれらを「Kの国の方式」というWebページにまとめた。同WebサイトはNaverや新聞を通じて韓国ネチズンに広く知れ渡り、さらなる火病を引き起こすことになる。

当時のNaverにおける書き込みを見るに、サイバーテロに参加した大韓戦士達の多くは、ここまでの経緯をほとんど知らないようである。彼らは日本側が「Kの国の方式」によって韓国を馬鹿にしたと単純に考え、しかも何を勘違いしたのか、それを企画したのは2chであると今でも信じているようだ。実際のところは、「Kの国の方式」はwarotakorea氏の個人芸としか言いようがなく、その行動の拠点になったという点では、2chもNaverも何ら変わりはない。ここにもやはり、大韓戦士達の壮大な勘違いが存在するのである。そして彼らは、誤った想定のもと、「Kの国の方式」及び2chに対する犯行戦いを思い立つ。

面倒になったので続きは明日。