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部落解放同盟が荊冠旗開き
部落解放同盟県連合会(長谷川サナエ委員長)は1日、新潟市で2009年の「荊冠旗開き」を開催した。行政や教育、学校関係者ら約150人が参加し、差別のない社会に向け、同和教育の推進、充実などを確認した。
あいさつで長谷川委員長は「県内の学校現場では誤った認識による差別事件が後を絶たない」と強調。県同和教育研究協議会(県同教)の総括を踏まえながら、「子どもとしっかりかかわり、地域に根ざした同和教育を推進する『地区同教』の結成が急がれる」と述べた。
続いて部落解放同盟中央本部書記長の松岡徹参院議員が「『人権侵害救済法』制定に向けた現状と課題」と題し講演。政府与党が議論する人権擁護法案に進展がない中、人権を守る総合的な機関がない弊害を指摘して、「地道な下からの突き上げ、市民運動が大事になる」と呼び掛けた。
新潟日報2009年2月1日
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