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日本脳炎:予防接種、新ワクチン承認へ 予防接種再開検討

 副作用の恐れから定期予防接種が事実上中断している日本脳炎について、新型のワクチンが年度内に承認される見通しになった。29日に開かれた厚生労働省の薬事・食品衛生審議会部会が製造販売を了承した。厚労省は集団接種の安全性を検討し、今夏の流行シーズンまでに定期接種を再開するか決める。

 日本脳炎は、予防接種法に基づく定期接種の対象だが、05年に重い副作用例が報告されたため、厚労省の「積極的に勧奨しない」との通知に従って定期接種を中止する自治体が相次いだ。ワクチン製造もストップし、年間数件に抑えられている感染者の増加を懸念する声が出ていた。新型のワクチンは、臨床試験で重い副作用はなかったが、数百万人規模で接種した場合の安全性は不明なため、副作用の情報収集と対応の徹底が承認条件とされた。【清水健二】

毎日新聞 2009年1月30日 東京朝刊

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