伝統玩具・竹とんぼ (taketombo)
伝統的な竹製の飛行玩具。
竹をプロペラ状に削り重心部に付けた軸を両手でひねり,
その反動で羽根を回転させて飛ばします。
発生は,江戸時代・亨保年間 (1716-1736年) ともいい,
或いは安永年間 (1772-1781年) に,
時の科学者・平賀源内 (HIRAGA Gen'nai) が発明したともいわれている。
文政二年(1819年)に奈良市の氷室神社に奉献された石灯篭に,
この竹とんぼの図が刻られている点からみて,
当時子どもの玩具として広く普及していたことが分かる。
1819年に奉献された石灯篭にある竹とんぼのレリーフ(奈良県奈良市)
現在とほぼ同じ形・大きさである。右は,おしゃぶり。
また,平城宮(Heijoh-kyuu)の発掘現場で見つかった羽根に
心棒をつけて飛ばしたら,よく飛んだらしい。
そのことから奈良時代までさかのぼるとする説もある。
平城京で発掘された「竹とんぼ」
語源に関しては,竹で作った棒が飛ぶことから,
「竹トンボウ (竹飛ん坊)」,
「竹トンボ (竹蜻蛉)」と呼ばれるようになった模様。
中輪に三つ竹蜻蛉 家紋にまでなっていますw
日本の子供の伝統的な遊びですね。
古典的な竹とんぼ
羽を斜めに削って羽の角度を出している。
上昇する高さは3m といったところだった。滞空時間も3~4秒というところ。
スーパー竹とんぼ
より遠心力を増す為に軽量化し,両翼端に金属を埋め込み作り上げた竹とんぼ。
秋岡芳夫氏が考案。
昔ながらのおもちゃに物理学のちょっとした知識を盛り込むことで,
従来の竹とんぼの概念を打ち破る,
ものすごい性能を発揮するようになったという。
全国大会で上位に入賞する竹とんぼでは,
その上昇する高さは40mを軽々と超えて行き,
「開いた口が塞がらない」状態らしいw
また滞空時間では17秒に達し,見ていて息苦しくなるような時間。
距離にいたっては120m以上も出るらしい。
手のひらに載る,自動継続回転式竹とんぼw
http://www.epson.jp/osirase/2004/040818.htm
世界で他に類似した伝統玩具は見当たらないようです。
ヘリコプターを先取りしていた玩具です。
ドラえもんの「タケコプター」のモチーフでもありますね。
ところで,文化属国・朝鮮の竹とんぼは
当然,文化宗主国・日本起源ですw
(=´ω`=)y─┛~~