昔の私
最近の私は、東京を行ったりきたりしています。
東京に来て彼女と愛し合っているけど、彼女は私が音楽をやっていた頃、
去年の私が大好きだと話してくれた。
私は愛しい彼女のために、肉体労働をしていた頃に戻ろうと思う、音楽とは別の事をしている私、
そんな姿が見てみたいと言った。
私はもうそんな事はしたくない、だけど彼女の愛を失いたくない、お金も欲しい、
私には社会での実績がほとんど無いことを考えると、親からもらったこの身体を使うしかないのです。
親を粗末にしてきた私の罪、その罪の時はもう戻らず、親にも私の心にも残っている、
だけど私は後悔はしていない、苦しめてしまった親の為に仕送りをしたいから私は頑張れる。
私は去年、芸能事務所にいました、芸能関係ですから身体を使って仕事をするのです、
タレントとして入ったばかりの私には、最初は指名の声は掛かりませんでした。
でも私の知ってくれた人が契約をしてくれて、私には魅力がある、君を求める人を集めると
ルームで一生懸命話してくれました。
私は翌日、事務所が借りたマンションから抜け出し、その人のもとへ行きました。
タレントとして6人の人を接待してギャラをたくさん貰ったけど、
その事を同居している先輩タレントにばらされてしまったのです。
事務所を通して営業活動をしなかったために、私は所属していた芸能事務所を首になりました、
C先輩にお客さんが誘ってくれている事を話したら黙っててあげるから行ってきな、
口止め料はご飯おごってねと言うから、それを信じたのです。
どんなに言い訳しても私はやってはいけない事をしました、告げ口した先輩を怨みました。
同居している人達でその事を知っている人や私の友達は、連帯責任で仕事を失ったのです。
告げ口をした子は解雇通告を受けずにいましたが、今は問題を起こして、
別の芸能事務所に移籍したらしいです。
私があの時した事でたくさんの人に迷惑を掛けたけど、今はC先輩を怨んではいません。
事務所の中であの事件もなければ、東京の彼女と愛し合えなかったし、
去年の10月に私の事を求めてくれた社長さんと、再び内緒の契約を結べなかったのですから。
ネットアイドル、警備員、歌手、タレント、派遣社員から今に至るけど、
また社長さんのもとで幸せに仕事も出来て、そんな私を彼女は愛してくれるので、
もっともっと頑張ります。
|