【読む】鬼ジョン犯科帳(2)【クソスレ】 | 452|共感6
1723028| JAPANjpn1_rok0 | 2008.11.26 03:39:02
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 そこへ東国原の屋敷からふらふらとした足取りで、顔を真っ赤にし、禿げ上がった頭を焼鳥屋の提灯に火を入れたように光らせた厳つい男が通りかかった。みゃーざきのがもじんである。
「へへっ、すみませんねえ、ジョン、今日はしたたかに飲んでいるからもう店じまいだあ。」
「そう言うな。アンケートでも見て行け。」
ジョン蔵は、おhanaから受け取った九項からなるアンケートを差し出した。そこにはおkotoに濡れ衣を着せた罪はがもじんにあると報せる投票が三千五百通を超えて届いていることが記してあった。
「どうしていつもあっしが悪者になるんで?禿を虐めちゃいけねえよう。」
がもじんは、今にも泣きそうである。
ジョン蔵は、おkotoの方を振り返って行った。
「このがもじんに罰としてパンツをかぶせて引き回す。それでどうじゃ。」
おkotoはログを両手で突き出したまま黙っている。
(やさしい娘よ。たとい凶賊とて顔を見知っている者が刃にかかるのを見るのが忍びないのであろう。しかし、罪は罪、顔見知りだと放免することなどできはせぬ。既にハゲ奉行のお沙汰も下った。これを放免すれば、罪無き者はもとより、今まで土人として切り捨てられた者にも顔向けができぬ。)
ジョン蔵は、
「ならぬ。」
と、喉まで出かかった言葉を止め、
「昨夜の押し込み前ならは、放免もできたであろうに。なればさ、奴めが、それをのぞんだからよ。」
「ジョン蔵様に?」
「しかと口には出さなんだが、ハゲ奉行が止めるのも聞かずに長いのを抜きおったでな。」
「それにしても、顔見知りを、自らの手で・・・・・・」
「わしは、そうしたIDなのだ。あのときのような、あのような死に損ないの赤組など、いてもらっても仕方がないわ」
「まあ・・・・・・」
おkotoは、まじまじとジョン蔵の顔を見つめた。
ジョン蔵は、微笑している。
翌日、がもじんが市中引き回しになった。
「うまい。」
そのころ、ジョン蔵は総督府役宅でがもじんから貰った甕雫を飲んでいた。
ジョン蔵は知らなかったが、その少し後、danshiariとitteyoshiの漕ぐ土人送りの船が、おkotoの嘆願で死一等を減じられた凶賊を乗せて江戸を離れた。

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falstaff|11-25 22:07
長いのを抜きおった...   長ネギ?
doerocup|11-25 23:36
ε(*;д;)^o/∩がもさん
xiaoke|11-26 01:00
壁|v´;) がもさんのおかげでいいネタになりました♪
kotokotoro|11-27 00:57
私も、じょんさんが前日までだったら・・・、とか言ってくれたのは、「いつもと違ってかなり手加減してくれてる。」と感じましたw (それとコレとは別、ってばっさりカナと思ってたので)
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