

中島公園の歩くスキー貸出所には、様々なサイズのスキーや靴が用意されている。子ども用もある(子どもは長靴で来てください)。
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歩くスキーは、スキー場の斜面を滑るアルペンスキーとは異なり、子どもから高齢者まで誰でも気軽に楽しめるスポーツです。歩くスキーを本格的なスポーツにしたものが、クロスカントリースキーです。
(財)さっぽろ健康スポーツ財団の方に、歩くスキーの基本的なことを教えてもらいました。
<スキー板>
幅が5センチぐらいの細さしかなく、大変軽い。初心者は身長より10〜15センチ長いものを選び、慣れてきたら、20センチ長いものにすると良い。子ども用(3歳以上)のスキー板もある。中島公園で貸出を利用する場合、幼児は直接長靴を固定するので、長靴を履いてきて欲しい。小学生以上は、靴がそろっている。
<ストック>
ストックは身長の80%ほどの長さのものを選ぶ。やりにくいと感じたら、もう少し短いものにする。持ち方は、ストックによって異なるので、聞いて確認しよう。間違えると怪我をする危険もある。
<靴>
靴は、軽くて柔らかい。靴の先の金具部分のみビンディングで固定され、かかとは動く。ただ、足首が動きやすいため、無理をするとひねって捻挫してしまう。準備運動が大切。
ビンディング(靴をスキー板に固定すること)の仕方
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<服装>
ウインドブレーカーや、薄めのスキーウェア。風を通さないものが良い。しっかりしたスキーウェアは暑くなる。かなり汗をかくと思った方が良い。
帽子は、防寒のためと、転んでも頭を打たないように、またカラスの被害に合わないためにも必要。耳まで隠れるものが良い。
手袋は、スキー用手袋や軍手でも良い。
晴れた日はまぶしさで目を痛めるため、サングラスをした方が良い。
着替えがあると濡れても安心。靴の中に雪が入り込むこともあるので、靴下の替えはあったほうが良い。中島公園では、体育館の更衣室を借りて着替えることができる。 |


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<滑り方>
まず、歩くリズムでスキー板を滑らせる。かかとが浮くし、スキー板にはエッジがないため、アルペンスキーとはだいぶ感覚が異なる。体重移動のこつを掴むとうまく滑れるようになる。上体を前傾姿勢にして、交互にスキー板を滑らせる。このとき、前方の足の指の付け根あたりに体重をのせる気持ちで、リズミカルに進んでみよう。
ストックを体の横について、ぐっと押し出すことで、前に進む。 体より前にストックをつくと、ブレーキをかけることになり、転んだときに肋骨に刺さることもあるので危険。ストックは体の横から後ろへ、のイメージを持つ。
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<坂>
滑っていてスピードを遅くしたい場合や、止まりたいときはスキー坂をハの字型にするボーゲンで。重心が前に来るように、足の指の付け根に体重をかける。慣れてくれば、板を平行にして滑ることができる。エッジがないので、初心者は重心が後ろになりやすく、転びやすい。あまり無理な体勢をとるよりも、素直に転んだ方が安全。
上り時は逆ハの字型で内側の板の角を立てるか、横向きになって、板の側面の角を立てて上る。 |
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<中島公園の歩くスキー貸出所>
中島公園の体育館の駐車場の一角に貸出所がある。わからないことはそこにいるおじさんに聞けば、何でも親切に教えてもらえるので、遠慮なく聞こう。旅行者も、日本語が話せない外国人もよく利用している。 |


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<ビンディング>
靴の先に金具があり、それを固定するところがスキー板にあるので、そこに、ぐっと靴の先を押し込むと、かちっとはまる。
靴の先だけが固定され、かかとは自由に動く。
固定の仕方はとても簡単だが、スキー板によっても多少異なるので、貸出場所で聞けば教えてもらえる。 |
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<靴をはずす>
ストックの先でスキー板の靴の先のポイントを押すと、ぱかっと外れる。
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(2009年2月1日・記) |