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韓国人を運び屋に、国際麻薬組織の幹部に無期懲役

 韓国人女性を運び屋として利用した国際麻薬組織のリーダーでナイジェリア人のフランク・チンドゥ容疑者(42)に対し、裁判所は無期懲役の判決を下した。

 ソウル中央地方裁判所刑事21部は30日、2002年5月から11月にかけて7回にわたりコカイン33キロ、大麻40キロ以上をオランダ、日本、ブラジル、英国などで販売していた容疑で逮捕・起訴されたチンドゥ容疑者に対し、無期懲役と罰金1億ウォン(約650万円)の判決を言い渡した。チンドゥ容疑者はソウル市竜山区梨泰院などで韓国人女性十数人に接近し、自らを米国の衣料関係のビジネスマンだと紹介して信じさせた後、「ただでハワイに旅行させてやるから、服の入ったカバンを自分の友人に渡してほしい」と言って麻薬を運ばせていた。裁判長は「韓国が国際社会から麻薬汚染の少ない国と認識されている点を悪用し、緻密(ちみつ)な計画で麻薬を運んでいた。世界中で幅広く行ってきた犯罪行為について厳重に処罰する必要がある」と判決理由を述べた。

チョン・ハングク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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