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“渡りの帝王”人事院・谷総裁が内閣人事局でゴネるマンガ

●生涯賃金8億円!

 公務員制度改革がとんだお笑いになってきた。

 政府は官僚の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」の設置を目指しているが、組織移管される人事院の谷公士総裁(68)が強硬に反対している。「公務員の公正、中立性が阻害される」とか言っているらしいが、この谷総裁こそ“渡りの帝王”と言われた人物だ。典型的な天下り官僚なのである。

「官僚天下り白書」などの著書があるジャーナリストの堤和馬氏がこう言う。

「谷総裁は1964年に東大法学部を卒業後、郵政省に入省、貯金局長や電気通信局長を務め、98年に事務次官に上りつめたキャリア官僚です。01年の退官までに得た給与と退職金を、02年の俸給表に基づいて計算すると、計5億3040万円。そして、退官後は年収2000万円クラスの天下り先を渡り歩いている。03年5月まで理事長に就いた郵便貯金振興会では退職金も含めて5394万円、その後、04年3月まで顧問・会長を務めたJSATでは1926万円。63歳までに6億円を超える賃金を受け取っている計算になります」

 04年に国家公務員特別職の人事院人事官に就任。このときの年収は2483万円。さらに06年から人事院総裁を務め、現在の年収は2611万円だ。

 この先にもらう退職金を含めて計算すると、「渡り」を続けた谷総裁が手にする生涯賃金は8億円に迫るのである。

「人事院総裁は3人の人事官から選出されます。人事官の1人は民間人、残り2人は元国家公務員で、総裁に選ばれるのは元公務員ばかりです。また、国家公務員の特別職として、給料も大臣並みに優遇されています」(堤和馬氏=前出)

 谷総裁は、自分の意見が通らない場合、総裁職の辞任をチラつかせているという。

 渡りの帝王の脅しにオタオタしている麻生政権に、本当の公務員制度改革などできるわけがない。

(日刊ゲンダイ2009年1月29日掲載)


関連ワード:
谷公士  公務員  官僚  天下り  退職金  
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