2009年1月31日 21時51分更新
陶芸を通して郷土の歴史に親しんでもらおうと赤磐市の子どもたちが地元の遺跡から出土した縄文式土器をモチーフにした作品づくりに挑戦しました。
これは、赤磐市の山陽郷土資料館が開いたもので、地元の小学生やその保護者ら合わせておよそ25人が参加しました。
この地域の遺跡からは数多くの縄文式土器が出土しているということで、子どもたちは備前焼作家の木村英昭さんの指導を受けながら、縄文式土器をモチーフにした作品づくりに挑戦しました。
用意されたのは1人、1点5キロの粘土で、縄文式土器の写真などを見ながら、埴輪や銅鐸、それに壷などを作ります。
子どもたちは、ヘラの代わりに貝殻を使って形を整えたり、竹や縄などで模様を付けたりと、工夫を凝らして作品を仕上げていました。
参加した子どもの1人は「昔の人は道具もあまりない中で大変だったんだなと思いました」と話していました。
作品は乾燥させた後、来月14日に古代の技法にならい野焼きして焼き上げるということです。