トヨタ自動車の2009年3月期の連結業績(米国会計基準)は本業のもうけを示す営業損益が4000億円前後の赤字となる見通しだ。従来予想は1500億円の赤字だった。トヨタは昨年末に業績予想を下方修正したばかり。世界的に販売が減速しわずか1カ月で赤字幅が2000億円程度拡大する。最終損益も初の赤字に転落する見込みだ。
最終赤字に転落するのは最終損益の公表を始めた1963年11月期(旧トヨタ自動車工業)以来初めて。新車販売の落ち込みを受け、売上高も従来予想の21兆5000億円(前期比18%減)をさらに下回りそうだ。(07:00)