「アジアに1.5兆円を支援」ダボス会議で麻生総理
麻生総理大臣は、スイスで開かれているダボス会議・世界経済フォーラムで講演し、アジア地域の内需を拡大するため、日本が1兆5000億円以上の支援を行うと表明しました。
麻生総理大臣:「各国は、それぞれの状況に応じて内需を拡大し、自律的な成長を達成する必要がある。私は、世界第2位の日本経済が活力を取り戻すことが、何よりも日本の責務だと考えている。アジア諸国を後押しする。そのためODA(政府の途上国援助)については、総額1兆5000億円、170億ドル相当以上の支援をする用意がある」
日本時間の31日午後8時ごろに行われた演説で、麻生総理は、まず世界的な金融危機に対応するため、産油国や多くの資金を持つ国に対して、IMF=国際通貨基金への融資に参加することなど協力を呼びかけました。また、地球温暖化対策で、2050年に世界全体で温室効果ガスの排出量を半分以下にするという洞爺湖サミットの合意を実現するため、今年の6月までに日本の中期目標を発表する考えを示しました。