ヨーロッパのターミナル年といえばフランクフルトだが、アジア最大のターミナル年といえば、タイのバンコクだ。フランクフルトもバンコクも、多くの世界各国の航空機が発着するマンモス空港があり、中継地点として重要な役割をはたしている。

そんな多くの旅行者が訪れるタイのバンコクだが、旅行客が多いということは観光業をしているタイ人も多く、観光客を狙ってボッたくる商人も数多くいる。特に嫌なのがしつこい押し売りだが、そんな押し売りを回避する方法があるのだという。

英語でもその国の言葉でもいいので、押し売りされそうになったら「私は韓国人です」と言えば、商人たちはそそくさと立ち去っていくという。また、このワザはインドやカンボジア、ベトナム、中国でも有効で、「私は韓国から来ました」「韓国人ですが何か?」というだけで、押し売りたちがいなくなるという。

なぜなら、観光客相手に商売をしている人たちは韓国人をドケチだと思っており、日本人をカモだと思っているからだ。なんでも、韓国人はスッパリと「イラン!」「買わねーっ!」と言うらしく、とにかく金払いが悪いのだとか。その反面、いらないのに体裁を気にして愛想笑いをしてしまう日本人は、カモになっている。

このことについて、外国人を相手に観光ガイドをしているインド人はこう語る。「私は日本人の観光客にこう言うんです。押し売りされそうになったら韓国人だと言おうって」。また、これは押し売りから逃げる技として、アジアでは常識なのだという。また「韓国人といいなさいと教えたら、本当の韓国人だった」という失敗もあったとか。

とにかく、この技は有効なのはわかった。確かに旅行に行くと「ジャパニー? チャイニー? コリアー?」と聞かれることが多い。しかし韓国人からすれば、国民をばかにしていると思うかもしれない……。

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