F1参戦しなくても・・・

January
31
2009

 業績が厳しくなってFIや8耐の参戦を取りやめたNONDA。TOYOTAは今のところ参戦する意向みたいですけど。例年ならば今頃はシェイクダウンや合同テストの季節なのに、今年は華やかさがないですね。それはそうと、HONDAがF1を止めたことは、あちこちで物議をかもしていて、英国ではF1チームの(自動車)メーカー認定をするとかしないとか、売却先が見つからないとか。認定すれば国の援助が受けられるということみたいですが・・・。

 

 まぁ、F1やってても市販車にフィードバックできる技術なんかほとんどないわけですし、宣伝効果が期待できないと思えば止めるのに抵抗はないと思います。F1技術は市販車技術とはあまりにかけ離れた領域にあるわけで。以前にもF1撤退してた時期があって、業績が上向いたら戻ることを決めたという経緯がありますから、今期そうしていろいろ経費を削減して黒字を確保したとのことなので、それは正しい経営判断でしょうね。

 

 でも、現在小型車やワンボックス車が主流になっていて、これからはハイブリッド車を押し上げないといけない事情があるとすれば、F1なんてやってる場合じゃないでしょうね。大企業に成長してしまった今、HONDAにとってF1の比率というか比重は徐々に縮小してきてということでしょう。それよりも、個性的な車、コンパクトカーの決定版みたいなのを作って欲しい。都会ではタウンカーとして使えるような仕様、そして田舎では少々ロングドライブも楽にこなせる仕様が選べる。軽カーは操作系、特にブレーキやアクセルの剛性感が心もとないのが欠点ですね。あとはステアリング剛性も。ついでに欲をいうとシートサイズもですか(笑)。軽カーのパッケージで4人乗れなくても2人で十分ですので。衝突安全性を考慮すると2人がいいと思いますけど。

 

 HONDAらしさというのは、カリカリのスポーツカーではなくても、ギンギンのヨーロピアンでなくても表現できると思います。セダンをRとか言ってチューニングしてスポーツにする必要もない。一つくらいはスポーツカーあってもいいですが、個性的なデザイン、個性的なパッケージ、そういうの作れるんじゃないかと期待しています。

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |