【コラム】オバマ夫人はOK、李大統領夫人はダメな理由(上)
先週の米大統領就任式でオバマ大統領の娘たちが身に着けていたファッションが話題を呼んでいる。長女マリアちゃん(10)と二女サーシャちゃん(7)が着ていた服は「ミシェル(オバマ大統領夫人)がJ.CREWに特注したもの」という話が知れ渡ると、同ブランドのサイトはアクセスが殺到しサーバーがダウンした。
米国はもちろん、全世界で大きな反響を呼んでいるのは、彼女たちの服がステキなのはもちろん、「取っつきやすい」ブランドだからだ。J.CREWの服は名門私立の高校生が着てもおかしくないほど端正なデザインだが、値段は安すぎず高すぎずといったところだ。子供たちが着ていたドレスは 158-248ドル(約1万4000-2万2000円)、靴は95-120ドル(約8500-1万1000円)ほど。中産階級にピッタリの服というわけだ。
実際、ミシェル・オバマ夫人の「J.CREWマーケティング」は昨年の大統領選遊説合戦でも効果を上げた。昨年10月、ミシェル夫人は黄色いカーディガンにスカートという姿で、人気司会者ジェイ・レノの『ザ・トゥナイト・ショー』に出演した。そこでレノは意地悪な質問をした。「それ、いくらですか。60ドル(約5400円)? 6万ドル(約540万円)? 7万ドル(約630万円)?」。すると、夫人は「実はこれ、J.CREWのアンサンブルなんです。インターネットで買えますよ」。まさにこの一言で、彼女は「ハーバード大卒の(割と)稼ぐ弁護士」ではなく、「ネットで買い物をする普通の主婦」というイメージを作り上げたのだ。これがネットで話題になると、コメント欄には「あら、わたしと同じ所で買い物をしているなんて」といった書き込みが多く寄せられた。
実は遊説初期、ミシェル・オバマ夫人は「オスカー・デ・ラレンタ」「ナルシソ・ロドリゲス」など数千ドルもする高級ブランド品もよく身に着けていた。だが、一般の人々は興味を持たなかった。そんなブランド物は買えないからだ。ホワイトハウスに近づけば近づくほど、彼女の「お手ごろ価格好き」は熱気を帯び、一般の人々の反響を呼んだ。
エンターテインメント部=パク・ウンジュ部長
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